今日4月1日は、亡き祖父の誕生日。


寡黙な祖父の若かりし頃のことはあまり知らない。

祖父が亡くなってから、母から聞いた。


陸軍の将校だったということものちに知った。

真面目で寡黙で穏やかで優しい祖父。

軍人だったということも、戦争の体験も祖父からは聞いたことがなかった。


南方の島でマラリアにかかり、部隊を離脱して帰国した。その後祖父がいた部隊は全滅したそうだ。

帰国していなければ祖父は生きていなかった。

なにかしらのタイミングが異なっていれば、私はこの世に生まれてはいない。


晩年、穏やかに暮らしていた祖父。

語らずとも、静かに平和を願っていたことは

わかる。


だからという訳なのか、どうなのか、

毎年4月1日の祖父の誕生日にわたしは

あらためて戦争反対の気持ちを言葉にして記すようにしている。


わたしは戦争反対です。

どのような理由があろうとも戦争には反対です。


今 おじいちゃんと会って話がしたいな。