結婚式が終わりました。


彼が香港行きをきめた8月から結婚式の4月まで、全ての事があっという間に過ぎていった気がします。

結婚を決めて、私が仕事をやめ、香港を下見に行き、実際に暮らしてみながら、結婚式の準備を進めました。


そんな大切な一日のこと、ここに残しておきたいと思います。





私はOLをしながらフラワーアレンジメントの学校に通っていました。

家族や親戚に花が好きな人が多く自然と私も興味を持っていたようです。

ディプロマをとってからは、「よし、現場を見てみよう」ということで、

仕事の休みの日を使ってウエディング会場のフラワースタジオでお手伝いをしていました。

そんな私を知っているせいか、

「結婚式ではお花とお庭にこだわりたい」という私の要望を、彼はすんなり受け入れてくれました。



こだわりがきまったところで、次は会場。



私は大学時代に都内のホテルでワインガールをしていたので、何百組という式を見てきました。

豪華で立派なホテルでのウエディングも憧れですが、

私たちのイメージしていたアットホームさとはちょっと違う感じ。


また、自分がお世話になっていたウエディング会場ならば、

自分の好きなお花を好きなように使えるという

なんとも贅沢かつ自分勝手な選択もあって最後まで悩んだのですが、

希望の日があいにくいっぱいでした。



でもでも、かなり前からの第一希望は綱町三井倶楽部。

私が三井系の会社で働いていたので、ここであげた先輩方は数知れず。

倶楽部の一長一短は聞いてはいましたが、

実際見てみると、建物の本格さ、お庭のすばらしさ、

そしてなにより桜の時期に式が挙げられる(かもしれないというある意味大きな賭け)

という魅力にあらためて惚れてしまいました。

「免震工事期間中ですが・・・」という倶楽部の方からのアドバイスも左から右で、

むしろ「私も工事現場の仕事をしてるので奇遇ですね」なんていいだす始末。


何はともあれ、ここに決めました。





港区三田にある綱町三井倶楽部は、ふだんは三井系会員会社の会員制倶楽部ですが、

結婚式に関しては会員会社の方の紹介があれば(なくても?)利用できるようです。

最近では多くのメディアで取り上げられてますね。

『25ans ウエディング』という雑誌にもよく載っていて、とても参考になりました。

このシリーズのお花の趣味がとても私好み。



本館という建物が出来たのは大正時代。

当時鹿鳴館や有名な西洋建築を多く残したジョサイアコンドル氏の作品です。

お庭は本館の前に広がる、噴水のある西洋庭園と、その下に広がる和風庭園。

あわせてなんと6000坪。



式の次の日にお庭をゆっくり歩く時間があったのですが、

常に手入れがしてあって、池があって、色とりどりのお花が咲いていて、

改めてここであげてよかったなと思った思い出の場所です。



広いお庭に無数の桜の木。


中には、よくCMやTVで使われる木もあります。♪さくら~さくら~今咲き誇るぅ~♪の撮影もここで歌われたそう。

この桜たちが咲くか咲かぬか、ずっと気が気ではありませんでした。


というのも、ここ10年近くお花見の季節になると、

ふたりで千鳥ヶ淵をあるいて靖国神社で屋台をひやかすのが恒例となっていて、

そんな時期に結婚式が出来たら最高~と。


実際、1,2週間は誤差のある桜の開花。

今年は運よく結婚式の1週間くらい前に開花してくれました。


ただ、当日は花嵐があって、快晴には程遠く、あいにくの曇り空。

そして残念なことに、お庭でウエルカムドリンクを、という段取りでしたが、夕方の雷雨のためあえなく中止。

それでも、早い時間に桜の下での記念撮影はなんとかできました。





ご招待した方皆様に出席いただき、かつての音楽堂と呼ばれるお部屋で挙式。





挙式の後は、名物の「階段おり」&ブーケトス。

恥ずかしかったけどお祝いしてくれているのが伝わってきてなんだかうれしかったな。





パーティは、新郎のウエルカムスピーチからはじまり、乾杯、ご祝辞、ケーキカット。


会社の上司からのお祝いビデオもサプライズで頂き、新郎感激!(新婦の段取り大成功♪)





プロフィール紹介では(司会の方にはごく簡単にしてもらい、)

新婦手作りのスライドショーを上映。中々好評♪


その後で、友人両親に「あの頃のエピソード」を頂戴しました。





両親にエスコートしてもらいながら、新婦新郎、各々中座。


その間には、お食事を楽しみながら退屈されないよう、香港での暮らしぶりをこれまた新婦の手作りスライドショーにて上映。


中座の後は、各テーブルで写真を撮りながらご挨拶をして回りました。


友人からは、お祝いの舞(ベリーダンス)を披露してもらいました。凄く艶っぽくって幻想的で酔いしれました。


また若手シェフの友人からは私たちのためにレシピを発表してもらいました。


それからデザートビュッフェで皆さんには少し動いてもらい、


ラストは恒例の新婦の感謝の手紙と新郎・新郎父謝辞。





両親へは、記念品として香港で有名なペニンシュラホテルに入っている印鑑専門店でオーダーした印をプレゼントしました。

両方の両親が昨年結婚30周年を迎えたこと、私達がふたりとも辰年生まれだということで、ボディに龍をかたどったデザインです。


両親への花束は、挙式用のブーケと同じく、友人でもあるmille platineさんにおねがいしました。

大好きなイヴピアッツァや、すごくすてきなスプレーバラを使ってくれててほんと、彼女にお願いしてよかったな。ありがとう!!両母も凄く感激してました。


お見送りは、新婦の大好物、これまたこの時期が旬の高知産の土佐文旦をプチギフトに。20年以上毎年お取り寄せしている農園の方に事情を説明し、大量に送っていただきました。あぁ、幸せ。


そして女性には、ブーケやテーブル装花や階段の装花など、何かしらのお花がいきわたるようにしました。





・・・っと2時間半ほどの時間、初めはどうしよう、何しよう、なんて思っていたのだけれど、終わってしまえばほんとにあっという間のひとときでした。


今回の式は、親族と親しい友人たちをお誘いしたとてもアットホームなものになりました。

内容も、はずしすぎず、かといって堅苦しくなく、自分たちらしい部分・手作りの部分を随所にちりばめるようにしました。


折角出席してくれる方々に余り負担をかけないようなプログラム作りを心がけたものの、やはり頼ってしまった。


皆様にはお世話になりました。




ブーケ・ブトニアは、どうしても絞りきれず、3つづつ用意しました。



①挙式用


ライラックとブルゴーニュ(白い大輪のバラ)の大きなクラッチブーケ。ナチュラルでかつ豪華なイメージ。


友人で、ブーケ制作・お教室をされているmille platineさんにお願いしました。

彼女は私の花の趣味をわかってくれていて、イメージどおりのブーケを届けてくれました。

ありがとう!







②パーティ入場ブーケ


テッポウユリのリリメリア。


ヴェールをとって母の憧れティアラをつけて登場にあわせて、クラシカルでありながら私らしくちょっと変わったイメージで。

これは、何年も前に雑誌で見つけて、私がずーーーーっと作りたかったブーケ。自作しました!!


テッポウユリがなかなか咲かなくってあせりました。

前日ワイヤリングに苦戦していつもながら母と叔母の手助けを借り、完成。

われながら、とっても満足しています。



 




③イメージチェンジブーケ


イブ系のバラのクラッチブーケ(イブミオラ・イブピアッツァ・イブシルヴァー)。


お世話になっていた、フラワースタジオ pas de deux のブーケ部門にお願いしました。

このスタジオといえば、このバラ!といっても過言ではないほど、とても人気があります。


でもその人気は頷ける。

シルバーがかったピンクのグラデーションに、素晴らしい匂い、持っているだけで本当に幸せになれるブーケです。

そして私は頭にリースをつけたかったのですが、

あまり子供っぽくなりすぎないものをと相談したところ、ヒヤシンスの花をひとつひとつ繋げたものを作ってくださいました。

家の庭にも咲いていたブルーのヒヤシンスも母がワイヤリングしてくれたので、サムシングブルーということでいくつか挿してみました。




 





彼は早々に香港へ行ってしまっているため、母と何度も足を運んで選びました。

結局は初めの日に気に入ったものがどうしても忘れられず、この一着をきることにしました。

何度もサイズを合わせてもらったのに、当日やっぱり私の胸では・・・という場面がちらっとありました。


でも、生地やハリがぜんぜんいいし、それから控えめなマリアベールも私好み、バックの表情があって(ストラップがMの字になっているのです)

このドレスを着ることが出来てよかったと思います。

*** 会場装花 ***

会場のお花は、倶楽部に入っている第一園芸さんが担当してくれました。春らしい花を春らしい色合いで、そしてゲストテーブル・メインテーブルのお花はお持ち帰りしていただけるようにとお願いしました。


 


 



*** 料理 ***


折角なのでお肉を三井倶楽部の名物『ロースとビーフ』でとオーダーしました。好評だったかな。

全体的に超がつくほどの伝統的なフランス料理です。本館のクラシカルさとあっていたと思います。





*** ケーキ ***


ケーキカットははじめやるつもりではありませんでした。恥ずかしかったので。かわりにオリーブの木を植樹しようかと思っていたのですが、準備が大変であえなく断念。直前にお願いしたにもかかわらず、快く引き受けてくださってありがとうございました。

このケーキはあとで、デザートビュッフェでも登場します。おいしいと好評でした。


 




*** ナプキンリング ***


おもてなしの心をこめて、各座席の席札とナプキンに中国紐と桜の造花で作ったナプキンリングを添えました。

これは、式も差し迫った一週間前に、風邪をひきながら両母と一緒に作成した思い出の一品です。






≪リングピロー≫


友人porinが作ってくれました。とても上品なレースをあしらっていて凄く素敵!ありがとう♪

リングはカルティエの、ウエディングバンド(LOVEシリーズ)。

香港で3割近く安く購入できました。ラッキー。





≪ウエルカムボード≫


友人kuraraが作ってくれました。

彼女のカリグラフィーは凄く繊細できれい!ありがとう♪

額とプリザーブドフラワーは私が選んでいたものをセットしました。





≪受付周り≫


和装にも最後まで興味があった私たち。ただ、時間的にも前撮りも難しかったので、またの機会に(?)←ゆくり落ち着いてから。かわりに香港で、現地の伝統的結婚衣装をレンタルして写真を撮ってきました。折角なので、皆さんにお披露目。皆笑ってくれたかな。

周りには、香港のインテリアショップG.O.D.で有名なダブルハピネスのキャンドルを飾りました。

※ダブルハピネス:中国ではお目出度い文字としてよく見かける。「喜喜」





≪ペーパーアイテム≫


昔から伊東屋がすきで、色々なアイテムがあることを知っていました。

なので、招待状・メニュー&座席表・席札などえっせらこっせら自作しました。

思った以上に面倒でしたが、結果、上質の紙をつかって、そして字は父に書いてもらい、よい思い出になりました。


≪引き出物≫


私たちらしいセレクトをと、ROSENDAHL(ローゼンダール)というデンマークの食器を選びました。

昨年はアンデルセン生誕200周年、その記念に出たリンウッツォンというデザイナーが手がけたシリーズ。白地の磁器にネイビーの柄が爽やかです。