57丁目をてくてく歩いていて、ふと気付いた看板。
「Keith Jarrett ソロコンサート@カーネギー・ホール」。
そのままつられてBox Officeで1人分のチケットを買ったのが、公演の3日前。
熱狂的なファンも多いという、この方の演奏を是非一度聴きたい~、と行ってきました。
1945年のペンシルバニア生まれの彼。63歳。
間違いなく、アメリカのベビーブーマー世代のHeroでしょう。
(これはサイトからの借り物写真。)
初めて聴くキース・ジャレット。
ピアノを弾くというよりも、何か魂の中から湧きあがってるものを、一つ一つ丁寧にピアノで表現してるような。
こんなピアノもあるのだ。と、ジーンとしてしまった。
立ち上がって、足でとるリズム。、身体の奥から出る声。ピアノを奏でる魔法の手。
天才っていうのは、こういう人の為の言葉だね。
NYのJazzクラブでの活動も長かったせい?
NYの観衆は、友人のように彼を受け止め、彼とキャッチボールしてた。
会場の人々との一体感、素晴らしかったです。
その結果、アンコールが6回。おかわり、おかわり。
「会場の大勢のみんなと、音楽を通してつながってることを感じた時、僕は何度でも演奏して、もっと一緒の気持ちを味わいたいと思うんだー」と、ジャレット氏。
充実の内容に、足取り軽くお家に帰った木曜日の夜でした。


