んーと、最近、遊んでばっか、出歩いてばっかで、NYUのMarketing Certificateを取ることなど、すっかり忘れてしまってると、一部の友人に思われてるみたいなのですが。
2008年春学期、すでに開始してます。毎週土曜日、9:00-17:00に通うこと4週間、ようやく来週で終了。
今回は、
「Mastering Innovation Through New Product and Service Development」
という、ちょっとややこしいお題目。
要は、新しい商品やサービスを開始する際に、アイディアの段階から、検証、評価などを経て、市場導入するまでの「プロセス」と、その過程で必要な検討項目、実行に移すまでの判断基準、考え方などを学びましょう、というもの。
400ページのテキスト(↓)を読んで、プロセスのセオリーを理解したうえで、自分の想定するProjectに当てはめて、アイディアから導入&実行期までの過程を、ケーススタディしなさい・・というのが、最終課題なのです。
最終回の来週は、1人30分のプレゼン。これで成績(グレード)が決まります・・・。
クラスルームはこんな(↓)感じ。生徒は、15人程度。Verizon、Estee Lauderか、Webサービスベンチャーなどのマーケッター、NPO、北欧の医療機器メーカーのUSA駐在員とか。意外とみんなマジメ・・・こうした学校に通う人たちのキャリアの向上心はすごいねえ。
今日は、各自のProjectを中間発表。それに対し、全員で「Critisize&Advise」するセッション。
Projectというのは。
働いている人(ほとんどそうなのですが)は、実際の自分の会社や部署のケース当てはめて、
「この分野で売上・利益率を伸ばす」とか、「この市場に進出して成功する」とか、ゴール設定をし、そのゴールを満たすような新しい商品やサービスを検討するところから、実際の導入まで、プロセスを組み立てる。
私は、働いてないもので、どうしたらいものでしょう?
「自分の前の職場や、興味ある分野、なんでも想定していいよ。」
これまでの講座では、電機メーカー、スタバ、GAP、などを想定課題にしてみたのだけど。うーむ。
アメリカ人のクラスメイトにも理解しやすく、身近な内容にしないと、議論がしづらい。そして、日本人としては、モノ作りをベースにしたBZをテーマにしたい。(マーケティング理論だけ述べるのは、ちょっと肌に合わなかったりします。)
SOHOを歩いていた時に、閃いた。
ユニクロだー。
今日の私の中間報告は・・・
「日本には、国内でダントツNo.1のカジュアル衣料のブランドがあって、日本国内だけでも700店舗以上、売上は世界のカジュアル衣料ブランド業界でもTOP10クラスに入る、というスゴい会社があります。しかし、日本は出生率が低く、高齢化も進んで、人口減のリスクも抱え、魅力的な市場ではありません。グローバル化が必要。では、このブランドが、アメリカでビジネスを本格立ち上げすると(勝手に)仮定して、プロセスを検討してみたい。」
まずは、「ユニクロ知ってる人ー?」
・・・台湾人が1名。「知ってる!」。15名中1名。
うむむ。
まだ中間報告なので、深い議論に入らなかったけど、入り口の段階でCriticsを受けました。。。
その壱。
先生は、何度訂正しても、その「ウニクロ」って会社は・・・・と呼び間違える。
「ユニクロなんですけど・・・」。
「その会社は、「Uniqlo」と書いて、「ユニクロ」と呼ばせる難しいブランド名にするあたり、最初から、Globalなブランドにしようというインテンションが少なかったんじゃないか?」
(注: テキストに、こうある。「Global展開をする場合は、「最初から」その計画をベースに組み立てるべきである。後からの土俵のシフトは、難易度が高く、成功率が低い。」)
「・・・・・」
→ あとで、冷静に考えたけど、Unique(ユニーク)って言葉に引っ掛けてるんじゃないかなあ。そういう点では、ユニクロって呼べると思うんだけど。
その弐。
ビジネスの概要について、説明してると、
先生 「・・・ということは、この会社は、「Me-To Product」で、後から市場参入するケースなんだな?」
(注: 「Me-To Product」とは、テキストによると、Unique Productの逆。「私も!」と参加する、ユニークさのないFollower商品を差す。先生には、どうにも、GAPの類似に見えてしまったらしい。・・・悔しい。)
→ Me-To Productになるか、ならないか、は、やり方次第でどうにでもなるでしょう。こういうのが、マーケティングの力の見せどころでしょう?と反論したかったけど、今は黙っておこうとガマン。今に見ておれ。(なんちゃって。)
とまあ、なんだかんだと、言いたい放題言われてしまいましたが、最後に、「Challengingなケースじゃないかー?あと1週間頑張れ。」と激励の言葉をいただき、自分の持ち時間は終了。
まー、そういうわけで、あと1週間で、どうにもこうにも、プレゼンの形にしなくてはいけないのです。
プロセス論だから、結論を導き出すことではなく、導く為のストーリーを組み立てるのが目的。
よい頭の体操かもしれません。
しばし、ガンバリマス。

