カスハラを考える(第3757回) | パーソナルトレーニング TOMONOTE

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カスハラという言葉をよく目にするようになりました。

カスタマーハラスメントが略された言葉ですが、顧客が企業に対して、暴言、暴力、脅迫、不当な要求などといった、著しい迷惑行為のことを意味しています。
私自身、カスハラの経験があるかと思い返してみると、学生時代のアルバイトでピザの配達をしていた時に、配達に時間のかかった遠方のお客様に、「来るのが遅い」とおしぼりやタバスコの入った袋を投げ返されたことがありました。

予想していなかったその対応にびっくりして、何も言い返せず、少し惨めな気持ちになりながら、地面に散らかったおしぼりやタバスコを拾い集めたのを覚えています。

「お客様は神様です」という、三波春夫さんのフレーズがあります。

カスハラの話題の時にしばしば登場するフレーズですが、実はこのフレーズは、お客様の立場が強いということを表しているのではないのです。

自分の歌をお客様に聴いてもらうときには、あたかも神前に立っているかのように、神仏を敬うような気持ちで歌わなければ、完璧な歌は歌えないという、歌手としての信条のようなものだったそうです。

「お客様は神様なんだから言うことを聞け」というような、傲慢でわがままな意味とは遠く離れています。

私はお店の人とお客様は、対等な関係にあると考えています。
どちらがどうということではなく、礼儀という価値観のもと、お互いを尊重すべきです。
時には、各々の都合を聞いてもらうこともあるでしょうが、礼儀があれば円滑に進んでいくものだと思います。

日本人は、このことに長けた民族だったはずです。
恥ずかしい態度で人に接したくないですね。



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