私は声をかけてくれた女性に今の状況を話した!


お金がないこと


終電がなく帰れないこと


かなりへべれけになっていること




すると女性は



「じゃあうちで1日働いてかない?


といってきた!



とりあえずこの状況を打破するのはこの人に頼るしかない


というか
正直思考回路がマヒしてた為どうでも良かった・・・



なんでもその女性は近くにあるクラブのママさんらしい



んじゃあ俺はボーイの手伝いでもするんやろうなという気持ちだった!



店に入るとそこは綺麗なクラブだった!


私は控え室に連れてかれスーツに着替えさせてもらった!



だか何か様子がおかしい



クラブなのに夜の世界の女性達は皆帰る準備をしているし逆に男達が集まりだした!



ママ「ここは一時まではクラブなんだけどそれ以降はホストクラブになるのよ~



ホ・・・



ホスト~~??



私は訳がわからないままホストクラブで働くはめに・・・・



かなり酔っていたから記憶はかなり曖昧だがほとんど何もしなかった



ただ座って



愛想笑い、いや



エンジェルスマイルを振りまいていたと思う!

・・・・





そうこうしているうちに一人の女性のお客さんが話しかけてきた!



客 「あら~可愛い~犬みたい~





清「 (#`ε´#)




そういうとその女性は



当時ペプシコーラのおまけで付いてきたリフティングするお手玉のようなボールを手にもち



ボールをポイと放り投げた



客「取ってきて~





清「ブチブチ




何かがブチ切れた!


私は立ち上がり





「俺はこれからプロボクサーになって世界チャンピオンになる男なんや!


こんなことできるかぁーーー!


そう啖呵を切り


店長にも同じことを言い店を出た!




とまぁ日常のくだらない事件だったが


これをきっかけに考え方も変わった!


人生の中で絶対触れ合うことのない世界にひょんな事で体験して、

人生何事もチャレンジするべきなんじゃないだろうかと思うようになった!


あれだけ啖呵きったんだからやらないわけにわいかないなと(笑)


でも本当は自分の気持ちわかってたんだ


アマを引退してからずっとプロボクサーになりたかったんだ


ただなんでもいい!背中をポンと押してくれるきっかけが欲しかっただけなんだ!


こんかことがきっかけになり人生の重大な選択をした俺もかなりどうかしてるが

俺らしいといえば俺らしい!


ただ最近思うことは
どんなくだらない事でも自分にとって偶然ではなく必然だったのではないか?



あそこでママさんに声を掛けてもらったのも必然だったのではないか!?



正直場所も名前もまったく覚えてないがあの店にも感謝している!


終わり