私は1960年、昭和35年うまれだ。
現在63才。
つまり世間の「定年」を既にこえている。
だが、今もNHKで契約ニュースデスクとして
現役前とほとんど変わらない仕事を
請け負わせていただいている。
もちろんありがたい。
本来なら年金受給者だ。
でもなんとか夫の扶養家族にはならず
数字的には自立している。
でも振り返ってみると、
私は組織にとって、
ただの良い子ちゃんだったのかも、と思う。
若い頃はろくに休みがなく、
局にいることが優秀、とみなされていたと思う。
夫は理解ある人だったけど、
仕事と家庭の両立は女性記者二期生には
到底むりでした。
プライベートはほとんどなかったなあ。
要するに昭和な働き方をしていたわけです。
その割に、大して出世もせず…。💦
女性には幹部ポストはありませんでした。
男性の壁をぶち破るほどの
実力もなかったかな。
あの昭和の、「滅私奉公的」勤務は
一体、なんだったのかな、と今になって思う。
今の若い人には、
絶対に無理な「社畜的」働き方。
と言うか、組織として、
昔のような社畜的勤務を
従業員に望むのはもはや時代遅れだ。
我が社、変わるのかな?
番組を見ていて思う。
やたらはしゃぐアナがいる一方で、
愛想のない、おもしろくなさそーな
アナがいるのも事実。
テレビに映ってさえいれば
幸せ❤️って時代は既に終わっています。
テレビの価値も不動ではない。
我が社も胸に手を当てて、
真剣に、未来を
考えるべきではないかしらね、
と、老婆心ながら思う。
ま、私なんて、
ただのOGにすぎませんが。
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