毎年9月1日になると、

NHKで現役職員時代に毎年参加していた

防災訓練のことを懐かしく思い出します。

 

各部ごとに連絡網があり、

朝早く一斉に「伝言ゲーム」形式で

連絡が来るのです。

大体、6時すぎに来るのですが、

事前には詳細は知らされず、

防災の日の朝は、

電話に要注意しながら

早朝からスタンバイしたものです。

 

正直、当時は面倒でした・・・・

通常の仕事はあるわけですしね。

おまけに家が局に近い人は

歩いて出局する練習をします。

公共放送には国民の命を守るという

使命がありますから。

何があっても放送は止めないという前提で

公共交通機関が全部止まった場合を想定して、

歩いて局に出るというわけです。

 

私の場合は家が遠く、

当時は「女性だから」という

配慮もあったのでしょうか。

普通に電車組でしたが・・・

 

今日みたいな猛暑の中、

歩いた職員は

大変だったことでしょうね。

 

8年ぶりに現場に戻って知ったのですが、

今は居室の一人一人の椅子の背に

いわゆる防災グッズの袋が備えてあって、

まだ開けたことはないですが、

どうもその中には

ヘルメットなどが入っているようです。

 

もうインターネットの時代になって、

昔のような「電話連絡網」があるのか、

OGとなった今は知りませんが、

OB OGにも有事の際の独自の連絡網があり、

私は「コア会員」として地元の

OB4人でグループを作っています。

4人の中で私が一番若いので、

何かの有事の際には

住所を頼りに先輩たちを訪ねて

安否確認をして、

積極的に地元の活動にも

従事するという取り決めに従います。

 

地震や災害はもちろん

ない方がいいに決まっています。

でもいざという時のために、

せめて年一回は

身の回りの防災を見直して、

チェックしたいものですね。

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