中1の二月から不登校になった娘の

高校受験と大学受験を振り返ると

たまたま好きだった英語で、

他の科目の分をカバーできたのかな、

と思います。ので、

ご参考になればと思い、

恥を忍んでの部分もありますが、

書いておきます。


高校入試は普通科、

男女共学、家から近いところと

娘なりに絶対条件がありました。

中学はいわゆる進学校で

そのままちゃんと通う事ができていれば、

トップクラスの県立高校に

入れて当然って感じでしたし、

東大卒の先輩も沢山輩出しています。


が、娘は完璧に挫折。

今思えば私もパパも無闇に、

なるべく良い学校に行って欲しいと

思いすぎたのだと思います。

多分、無言のプレッシャーを

学校も親も与えていたのでしょうか。


高校は娘が行ってもいいなと

思えるところ、プラス

入れてもらえるところ、に限られます。


たくさんの高校を見て回った事については

二つほど前のブログに書きました。


が、そもそも高校受験の場合、

点数が取れなければ入れてもらえません。

不登校のうちは内申書がボロボロですから、

逆に、試験で実力を証明しないといけません。


で、言っちゃあ悪いですが、

いわゆる「誰でも入れる高校」に進学すると、

その後の、大学受験が

現実として、どうしても厳しくなります。

底辺校と呼ばれる高校から

這い上がる子は沢山いるし、

幸せは掴めるのかもしれません。

でも、日本には学歴偏重っぽいところも

まだまだありますから、

進学先の高校によっては

大学の選択肢、ひいては

人生の選択肢が狭まるのでは?と

親としては心配してしまいました。


そして何より、本人が

普通の高校に行きたい、と言うのですから、

親としてはサポートするしかない。


で、いろいろ調べているうちに、

英語なら他の教科をカバーできるかも?

と、思いつきました。

目標は英検二級です。

これには本当に苦労しました。

英検は午前中から始まる事が多いわけですが、

あさ、起きられない…。

記憶では3度申し込んで、

朝になって起きれず3度欠席しました。

準二級も申し込みをしておくため、

受験料は毎回、ほぼ倍でした。


もちろん会場までは送迎です。

教室を確認して送り出さないと

うちの娘は一時期

対人恐怖症っぽくなり、

人混みを見たら

帰ってくる可能性がありました。

一度は会場に入ろうとして、

鉛筆忘れた…。

慌ててコンビニで買う始末。


何回も申し込んで、4回目くらいで

なんとか準二級はとれました。

その後、高2で二級、ここまでは何とか。


さらに、大学受験の準備中、

英検二級か、準一級を持っていると、

大学受験で英語を受験しなくても良いところが

とても沢山あると気づきました。


私立大学文系しかうけられないし、

日本史も世界史もだめ。

英語だけでも楽をするため

準一級をなんとしても取らせたかった。

ところが娘は

自分の実力では準一級は無理!

無理とわかってて、受けるのは嫌だ!

の一点張り。orz


親としてはせっかく

不登校からの

完全復活を目論んでいたのに。


結局、高2の時に取った

二級の点数を使ったことも一助となって

何とか大学には入れましたが、

英語講師をしている自分としては

もどかしかったです。


でも、

こう言う私の娘への過度な期待のせいで、

娘は不登校になったのでしょうから、

グッと堪えて、

娘が自分で選んで大学を

受験するのだから、と

納得するようにしました。


うちの場合は英検二級しか

取れませんでしたけれど、

逆に言うと、

不登校生で、あらゆる試験が嫌いでも

何度もうけられる

英検やTOEICなどの資格試験に

チャレンジしておけば良いのです。

大学によってどの英語の試験が必要か?

点数は何点か、願書の要項で

確認してくださいね。

英検の会場には大学が

使われることもありますし、

受験の雰囲気に

慣れると言うメリットもあります。


くれぐれもお子さんを

プッシュしないでくださいませね。

でも高校も大学も、

案外、門戸は開いているものです。


不登校も今となっては、

親子ともに

人生勉強にはなったけれど、

やっぱり10代を

のびのび、楽しくすごさせてやりたかった。


英語が高校大学進学への

きっかけの一つになれば

わたしも嬉しいです。

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