去年の今頃、

うちの娘は大学入試の真っ只中でした。

 

ここのブログでは少ししか書いていませんが、

娘は中学1年の2月から卒業まで丸2年強不登校でした。

なんとか高校の普通科に受かって通い始めたものの

(この顛末はいずれ書きます)

高1の間も大勢の人に接するのが不得意だったし、

やっと不登校を抜け出したばかりの娘には

大学入試は大変な壁と案じていました。

 

中学高校と

ほとんど学校が楽しめなかったし、

同い年の仲間に接した経験も少なかったので、

娘には一浪を許すことにしました。

そして一浪後は

娘が得意な英語を武器にできるよう、

英語の配点の割合が多い学部ばかりに

願書を出し始めたんです。

 

ところが、です。

散々あちこちの大学と学部に願書を送った後、

1月19日の朝になって娘が

やっばり法学部に行きたい、と言い出したのです。

 

えええ〜!なんでまた急に?!

願書の締め切りもう全部終わっちゃってない?

 

とても動揺しましたが、

とりあえず募集要項を見てみると、

ななな何とおっ!

娘が第一志望と言い出した大学の法学部、

締め切りが

「本日到着分」になっているじゃぁありませんか。

 

間に合わない・・・(汗)

 

とりあえず、大学の入試窓口に

確認の電話を入れました。

 

あのぉおお.......締め切り今日ですよね?

と恐る恐る聞くと、

やはり今日が締め切りとのこと・・・

やっぱり急に思いついて

受験するなんて邪道なのね・・・

orz

 

とがっかりしたその時、

受付の女性が

「もし大学から一番近い郵便局の窓口に

持参していただければ間に合います」

というじゃぁあありませんか。

 

うちの家は住所的には千葉ですが、

その指定の郵便局までは1時間もあれば着く距離です。

「いっ行きますっ!!!」と宣言して、

午前中に書類を大急ぎで取りまとめ

午後1時過ぎに

郵便局の窓口に滑り込んだのです。

 

いえ、娘じゃなくて、私が、です。笑

 

娘は方向音痴だし、そもそも人が怖い。

道に迷っちゃうと

めげて足が前に出なくなる

そのまま帰ってくることもあり得たのです。

 

だから都内なら土地勘もある

私が行くことになったのです。

親バカもいい加減にしないと、とは

思いましたよ、流石に。

でももう背に腹は変えられない。

 

大学近くの郵便局は大きなビルでしたが、

派手な看板があるわけでもなく、

ちょっと回り道して、

やっとこさたどり着きました。

入口から二階まで上がるエスカレーターの

遅かったこと!一目散に窓口へ。

 

窓口にはメガネをかけた

優しそうな男性がいました。

「もしかして、ぎりぎりですか?」と

はぁはぁ息をつきながら願書を提出。

 

その男性は

髪を振り乱した私にちょっぴり笑って

「今日中にここで取りまとめて

明日の朝、大学が取りに来られますから

十分間に合いますよ」と

優しく言ってくれました。

 

あの時ほど、郵便局がありがたいと

思ったことはありませんわ。

 

願書を郵送で提出すると、

オンライン上で受験票が発行されます。

2月に入ってから試験がありました。

 

まぁ結果、

第一志望の法学部には

なんとか進学できましたが、

もし私たちが東京から遠い地方在住なら

願書は間に合わなかったのです・・・・

まさに命拾い。ラッキー❤️

 

今、受験生の皆さんは

願書出したり試験受けたり、

また願書出したり、

大変な思いをされていることと思います。

でも諦めないで、

募集要項は前もってよく見て、

締め切りは厳守してくださいね。

みなさんが第一志望に

スイスイ合格出来ますように!

 

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