最近、二人の先輩をガンで亡くした。

その二人の訃報直後の

私たち後輩たちの反応が

見事に真っ二つだった。

 

お一人はガンが判明して

わずか2ヶ月で亡くなった、

ついこの間までFBでやり取りをしていたので、

娘さんから突然に

「最後の手紙」がFBに送られてきて

本当にびっくりした。

 

友人やかつての同僚に宛てた

「日英」で書かれていたその手紙が見事だった。

日本語も愛情と感謝に溢れたもので、

英語版もとっても美しい英語で。

訃報に接した人たちからの

お悔やみも即座に世界中から相次いでいて、

しかも複数の言語で届いていた。

正直、こういう風に友人たちに別れを告げて

お礼も言って死にたいものだと

しみじみ感じ入った。すごい先輩だった。

 

もう一人の先輩は対照的だった。

訃報がグループラインで

職場の先輩後輩に回ってきたのだが、

誰もお悔やみを書き入れない。。。。。

何十人もいるはずのグループなのに、

画面がシーンとしていたのだ。

 

こっそり個人的に同僚たちに連絡してみると、

「あの人にはいじめられた」とか

「パワハラで大変だった」

「いつも子供の自慢ばかりしていた」

と皆が口々に言って

使者に鞭打つようで申し訳ないけど、

悲しむ人がほとんどいなかったのである。

 

私も、正直、あまり良い印象はない。

職場のコピー機で

娘さんのための本を

コピーしていた姿が思い出される・・・

 

同じ会社の同僚でも

こんなに違うなんて。

 

別に同僚や友人の皆さんに

嘆き悲しんで欲しいとは思わないけれど、

せめて「あの人、死んじゃって残念だね」

くらいには思ってもらえるように

日頃から精進したいものです。

 

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