海外で駐妻をやっていた頃の

娘の赤ちゃん時代の「ママ友」と

20年ぶりの同窓会を開いた。

日本を代表する大手商社、保険会社にお勤めの

ご主人様を持つ奥様たち。

三人とも働く主婦で高齢出産の

私よりも10歳〜13歳も若い。

相変わらず綺麗で、お洒落だった。

とにかく優雅。

一人を除いて、一人っ子たちが成人になり、

子育ても卒業というタイミングだ。

 

三人とも家のローンの心配もなく、

うち一人はなんとあのおっとりの

Aちゃんを医学部受験させて見事合格。

いつも頭にリボンをつけていたJちゃんは

アメリカの名門大学に進学。

泣き虫だったはずのC君は

182センチの法学部生だ。

絵にかいたような、

見事な順風満帆な暮らしぶり。

 

うちはといえば、

私はサラリーマン記者をしていたわけだし、

娘は不登校の時期もあって、

大学に入るまではスッタモンダした。

笑い話になったのはつい最近のことだ。

舅姑と20年も同居。

二人を看取ったばかりでもある。

ちょうど4年前の今頃から介護が始まり

怒涛の日々を過ごした。再来週は舅の一周忌。

この間、自分の胆嚢も切除した。

この間は本当に苦労の塊だったと自分でも思う。

 

隣の芝生は青く見えるのかもしれないが、

三人の華やかな主婦たちを見ていると、

女性が夫の地位によって、

不幸にも幸せにもなるのって、

本当だなぁとしみじみ思った。

三人はつまり「勝ち組」なのだ。

 

子供たちの間に「親ガチャ」という

言葉が広がっているそうだが、

まさに「夫ガチャ」?

いや、夫は自分で選び選ばれるのだから

自分で親を選べないのとは違うか・・・

でもどっちにしろ、高学歴高収入の夫を持てば

かなりの確率で幸せになれるのだよね。

 

これからの時代は「良妻賢母」として

夫の海外転勤について行くというパターンは

果たして残るのかなぁ?

うちみたいに、

結婚生活の大半は別居というパターンも

増えて行くのかしらん?

 

一つ言えるのは私の場合、

子育てが終わると同時に

もう自分は60代、人生が終わりかけていたということだ。

子育てが終わって、

さぁ〜まだ50代という女性たちとは

先行きが違う。

 

三人の若い、まだこれからの

女性たちを眺めながら

自分はこの先、どうしようかなと色々と考えた。

とりあえず頑張ろう。

 

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