生まれ故郷を離れてはや55年。

昨日はその

「キタキュー(福岡県北九州市)」の

イントネーション(抑揚)を

少なくとも50年以上、

間違えていたという衝撃の事実を知った。

 

一つ前のブログに書きましたが、

「キタキュー」は

「オバQ」のイントネーションと

同じなのです。

 

この話を書きながら

挿絵を自分が撮った若戸大橋の写真にしたわけですが、

ついでに色々とネット上に挙げられていた

昔の懐かしい風景を眺めているうちに、

大変な事実に気づきました。

 

昨日、キタキューのイントネーションが

間違っていると教えてくれた

北九州市八幡区出身の美容師のタカコさんに

地元の橋「若戸大橋」を

渡って歩いたことを話していた時、

彼女は話がピンと来ていなかった様子に

見えたのです。

 

 

写真(自前)の若戸大橋は

昭和37年、弟が生まれた年に誕生した橋です。

 

 

観光協会のサイトによると、

なんと、私が子供の頃よく渡っていた若戸大橋は

日本初の吊り橋ということで、

今や国の重要文化財になっています。

 

子供の頃、出来たばかりのこの赤い橋を

親に連れられて何度か渡りました。

長さ627メートルの吊り橋です。

これが怖いの何のって。

橋の上から下を見下ろすと、

洞海湾の水面は遥か下だし、

風はビュービュー吹いているし、

足がすくむとはまさにこのことでした。

 

今思えば、なぜ親は私に橋を渡らせたのか?

渡し船(記憶では片道5円)の料金をケチったのか?

何故だかわかりませんが、

もう怖くて怖くて、たまりませんでした。

 

ところが7年ほど前、大人になってから

ほぼ50年以上ぶりに

若戸大橋を車で渡りました。

 

え?これが橋?

陸橋より、小さくね?

と思ってしまいました。

 

あんなに美しく、立派だった赤い橋は

もうハゲハゲになっていました。

すぐ近くには九州と本州を結ぶ

超立派な「関門橋」があるんですもんね。

若戸大橋は市内の戸畑区と若松区を

結んでいるだけだもん。

 

そうだよなぁ〜ちっぽけな橋だよなぁ〜

でも懐かしいなぁ〜と思ったその時です。

 

 

この写真をネット上で見つけたのです!

開通したばかりの橋を

歩く人たちが写っています。

きっと私もこんな感じだったのか?

そしてこの写真のキャプションに

度肝を抜かれました。

 

なんと1987年、私がNHKで働き始めてから3年後、

つまり今からもう35年ほど前に

渋滞緩和のために歩道が撤去されて

車道だけになってしまったんですって!!!!

もう歩けないのです〜〜。

知らんかった〜〜〜。

 

そういえば車で橋を渡った時に

景色がちょっと記憶と違っていたのは確か・・・・

気のせいじゃなかった・・・

 

「若戸大橋を渡るのが怖かった」話を

30代のタカコさんが

キョトンと聞いていた謎が解けました。

 

あ”〜〜ざんね〜〜〜ん

わずか数分で渡れる距離なのに。

散歩とかそぞろ歩きにちょうどいいのに。

 

あぁ”〜〜歩いてみたかったわぁ。

地元にいたら、

若戸大橋を歩くイベントとか

あるのかしらね?

マラソンコースとか、ちょうど良さそう。

地元復興のための

若戸大橋がらみのイベント

ご存知の方は教えてください。

 

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