皆さんが生まれる前・・っかなw？
1988年と89年に私は
NHK の看板番組だった
総合テレビ夜9時の「ニュースTODAY」の
（現ニュース９）
キャスターをしていました。
入局わずか5年目の29歳。
なぜ突然の大抜擢が記者の私に来たのか？
自分ではさっぱりわからないままの登板でした。
毎晩毎晩、全国に顔を出すのです。
テレビ人としては
まだ駆け出し、ヒヨッ子の範囲にいた私には
大変な重責と重圧でした。
衣装はスタイリストだし、
タクシーで送迎だし、
（通勤なので、さすがに辞退しました）
それはそれはお姫様のような条件でした。
当然ヘアメイクさんがついていました。
ところが今だから言えるけれど、
最初のメイクさんはものすごく神経質で、
「大村さん、今日もお疲れですね」と
ネガティブな指摘をしてくるのです・・・
褒めてくれない・・・
「ここのしみ、隠しましょう」とか
「なかなかうまくいきません」とか
あちらも新人ちゃん。
NHKの夜9時の担当ですから、
緊張していたのでしょうね。
必死の形相で、毎晩ギスギスしていたのです。
半年くらい、我慢したのですが、
彼女が私の顔にファンデーションを
油絵の絵の具のように盛り始めた頃、
私はついに交代をお願いしました。
勇気を振り絞って。
で、次にやって来たのは
これまた新人に
毛が生えた程度の若いかわい子ちゃんでした。
ところがこの若奈ちゃん、
クルンとした丸顔で、
いつもニッコニッコしているのです。
あっけらかんと明るい。
私は表面的には明るくて気が強そうなんですが、
見かけによらず、気が弱くて、
いつもいつも自分に自信が持てないタイプなんです。
いつも細かいところが気になって
内心、楽しめない・・・
そんな私は若奈ちゃんに救われました。
1年半の間、
毎夜毎夜、一緒にいたのです。
そして番組が終わってからは
ほんの時々連絡を取る程度でしたが、
コロナが始まってから去年だったか、
いきなり！！！
オンライン飲み会しましょう❤️と
殴り込んで来たのです〜。
いや、物理的には動画でチャットしたわけですが、
あちらはすでにかなり酔っていて（笑）、
私はグラスすら持っていない丸腰なのに、
彼女はばぁ〜〜と喋ったかと思うと、
「ちょっと待ってくださいっ！」と言って
白ワインを継ぎ足しに行くじゃぁあありませんか。
私、素面だってばぁ。
でも
番組が終わってもう32年ですよ。
若奈ちゃんだなぁ〜〜変わらないなぁ〜〜
と何だか私は癒されたのです。
そして、先日、
若奈ちゃんはまた突然連絡して来ました。
「大村さん、実は漢方のお茶を出すんだけれど
英語でなんと言えば良いのでしょう？」と。
漢方・・・？？
で色々と案を出しているうちに、
サンプルを送って来たのです。
「食材でありながら効能があり、
生薬として用いられるもの」をブレンドしているそうで、
「食薬」って言うんですってー！
奈 Karanashi
という不思議な名前のシールが
綺麗な色のお茶の小さな袋の上に
貼られています。
カウンセリングして、
体質にあったお茶をブレンドしてくれるとのこと。
食薬ねぇ？
ヘェ〜〜そんなことやってるの？
正直、びっくりしました。
丸顔で、幼くて、子供子供していた
若奈ちゃんでしたが、
プロのメイクアップアーティストとして
30年も仕事をしているうちに、
外側から綺麗にするだけではなく、
内側から綺麗にしなければという
考えに到達したのだそうです。
なるほどぉ〜〜❤️
早速飲んでみると、
５ついただいたサンプルのうち
「血虚」に効くというお茶は
甘くて、茶殻を食べることができます。
「気滞」に効くというお茶は
とっても色が綺麗。
（カップに入っているのが気滞）
華やかな香りで癒されます。
漢方のお茶と言えば、
大概苦かったり、
干からびていたり、
あまり美的にはそそられないけれど、
若奈ちゃんのお茶は
見ていても綺麗だし、
マイルドなお味。嫌味がありません。
そう、作った人に似ているのです。
若奈ちゃんはこの30年の間に
素敵なパートナーにも巡り会い、
スキーも上手になって、
丸顔はすっかりなくなって、
面長のエレガントな女性になったのです。
感無量。
昔、生き別れた子が
立派になって帰って来た・・みたいな？
ちょっと違うか（笑）
若奈ちゃんは私の性格や体質は
すでにお見通しでしょうし、
彼女がブレンドしてくれたお茶なら
何だか効きそうです。
来週、カウンセリングして、
お茶をブレンドしてくれるそう❤️
嬉しいな〜〜
体調が変わって来たら、
またみなさんにご報告しますね。
気になる方は
漢方上級スタイリスト＆漢方薬膳スタイリスト
奈 Karanashi までどうぞ。
インスタグラム WAKANA_HARA_329
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