オンラインで「ニュース英語」を学ぶ講座を始めました。

するとどうしても個人レッスンを受けたいという

受講生の方からご連絡をいただきました。

 

メッセンジャーでchat をしてみたところ、

ああらびっくり。とってもfluent な方だったんです。

 

ほぼ完璧な英語、特に問題は見つからない・・・

でもその方、同世代?の方なんですが、

高校の頃から英語が大嫌い、なのだそうです。

 

1時間半近くお話ししたでしょうか?

気づきました。その方の問題に。

どうもとっても難しい

プロフェッショナルなお仕事を

何十年も続けてこられたようで、

まさに on the job training 

仕事の中での実践で

努力して英語を学ばれてきたようなのです。

 

私は一晩考えました。

英語が上手で

意思疎通に苦労はないはずなのに、

なんで「もっと上手になりたい」と必死なんだろう?と。

そして気づきました。

 

その方の場合、

あまりにも英語と仕事が結びついていて、

「楽しめて」いないんです。

そもそも英語が大好きではない・・・

 

私とそこが違うのかな?と。

 

かつて大学でドイツ語を学んだとき、

私はGerman 1(初歩)で挫折しました。

最初に学んだ文章が

Ich habe hunger だったと思います。

イッヒ ハーベ フンガー

つまり I’m hungry です。

ドイツ語圏の皆様、ドイツ語が大好きな皆様、

失礼をお許しくださいませね。

私はこの「いっひはーべふんがー」の音に

耐えられなかったのです。

 

フランス語で愛を語り

ドイツ語で馬をあやし、

英語でビジネスをする、と聞いたことがあります。

 

確かに英語はビジネスライクと言うか、

とてもイエスノーもはっきりしています。

が、それ以上に私が気に入ったのは

英語の「音」なんです。

 

実はフランス語の音も大好きで、

死ぬまでにはゆっくり

フランス語を勉強したいと夢見ています。

 

私はこの「英語」の音に

かなり小さい時にハマりました。

テレビでCOMBAT(米の戦争の話)とか、

Rawhide(西部のカウボーイの話) とか

かぶりついて見ていたんです。

もちろん中身がわかったわけじゃなくて

「音」にうっとりしていたのです。

 

かっこいいなぁ〜〜英語って、と。

 

だから小さい時から日本語とは全く違う

英語のまろやかな音を夢中で真似しました。

巻き舌で(笑)。

 

例えば Rock'n Roll という言葉がありますね。

ロックンロール、日本語で言えば

ロックンロールですが、

英語でいうと 

「ろっけんぅろおぅる」ですね。

つまりこのまあるい音が好きなんですねぇ。

ネイティブ、

特にアメリカ人の発音はCool!カッコイイ。

 

British English ももちろん、好きですよ。

ただ、自分のタイプには上品すぎてちょっと似合わない。

私には「ざあます」に聞こえてしまいますw。

 

受講生の皆さんには

「郷ひろみ(さん)になりましょう」とお伝えしています。

自己紹介の時に 

アイアムジャパニーズとかアイムフロームジャパンとか、

覚えてきた文章を必死で間違わずに

言おうとするから楽しくないのです。

かつて受験勉強で覚えたこと、楽しいはずがありません。

 

頭を切り替えて、

「あぃむふろぉぁむじぃゃぱぁああん」

「あいぁむ じゃあぁぷにぃいず」と

音に厚みをつけて発音してみてください。

ジャパン、ではなく郷ひろみさんになって

じゃあぱぁああああん という感じで

後半にアクセントを置きます。

じゃぁあぱにぃいいいいず

これもお尻の方にアクセントです。

 

ほら、かっこよくありませんか?

 

文法を間違っていないかしら?

相手に失礼になっていないかしら?

下手と思われていないかしら?

真意が伝わっているのかしら?

 

多分、気にしすぎです。

そんなことより、仕事を離れたら

もっと単純に英語の音を楽しみません?

英語ってかっこいいですよね?

なぜカッコイイのか、よくわからないけれど。笑笑笑

 

要するに楽しめばイイんですよ。

ネイティヴと同じレベルになるはずは到底ありません。

いくら勉強しても。

私たち、ネイティヴには今更なれないんですよ。

生まれ変わらないと!

 

だから変にネイティヴと比較して、

落ち込むのはやめましょう。無意味です。

それより、発音に気をつけて、

英語独特の、あのカッコイイ感じを

単純に楽しみませんか?

 

また余談ですが、

かつてシュワルツネッガーの映画

ターミネーターのセリフに

I'll be back って決め台詞ありませんでした?

あれはWiki によりますと I will be back 

I'll come back と変更するかどうか検討されて、

最終的に I'll be back になったそうですが、

やっぱりあそこは

I'll be back 

だからこそカッコイイのだと思うのです。

これを日本語で「また戻るぜ」と言ったら

ずっこけません?笑

「あぁいるびぃいばぁああっく」という音だからこそ

シュワちゃんがかっこよく見えるのです。

 

余談その2

李小龍ブルース・リーの

Don't think. Feel というセリフも大好き。

これは日本語に訳せない!!!

「考えるな、感じろ」というと安っぽくなる。

やっぱり

Don't think. Feel 

じゃないといけないのです。

 

もちろん、英検一級レベルの

単語を覚えたりという

かつてのような地道な努力も必要ですが、

とりあえずはまず、

好きになってください。英語のこと。

英語ってかっこいいなぁ、素敵だなぁ

ニュースも自然にわかるようになりたい

と思うからこそ諦められないんでしょう?

永遠の片思いでもイイじゃないですか。

兎にも角にも、

とりあえずはまず、

英語を好き❤️になってくださいね。

絶対に上手になりますよ。

 

 

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