我が子に英語を学ばせたい親御さん方へ

 

【序章】

 

あぁ英語が得意なら人生が違っていた・・・

せめて子供には英語がベラペラになって欲しい。

子供を持つ、日本人の親のほとんどが、

そう望むのではないでしょうか?

 

私にも高校1年の娘がいます。

このほど380人以上が在籍する学年で

英語のトップの成績を取ってきましたので、

どうすればお子さんに英語を学ばせることができるか?

どうすればお子さんが英語が得意な子供に育つのか?

英語習得のための自分なりの「秘密」

「コツ」を書いてみたいと思います。

うちの娘はまだバイリンガルまでは

行っていませんので

自分がどうしてバイリンガルになったのかを含め、

書いて見たいと思います。

私も英語を学び始めてもう50年が過ぎました。

通算海外在住10年、職場で英語を使って12年、

今も日常的に英語を使っています。

苦労も多かったと我ながら思いますが

だからこそ娘には少しでも早く、

楽に英語を学ばせるべく実験中です。

日本に住みながら、これからお子さんを

バイリンガルにしたい親御さん達の

ご参考になれば幸いです。

 

【第1章】

(1)どうせ教えるなら間違って教えてはいけません

   正しい発音で教えましょう。

 

親なら誰しも最初に

高価な輸入物の英語の絵本を子供に買い与え、

一緒に♫abcdefg の

あの歌を歌うのではないでしょうか?

きらきら星のメロディーに乗せて

abcからxyzを歌うあれです。

 

でもお父さん、お母さん、

もしかしてあなた、

♫ エービーシーディーイーエフジー

って、超カタカナで歌っていませんか?

 

あの歌は

えぃ、びぃ、すぃ〜、でぃい〜、

いぃ〜、え〜ふ、じぃ〜、

えぃち、あ〜ぃ、じぇ〜い、け〜ぃ、

と行くわけですが、

親が勝手に日本的発音で教えると

アルファベットという

日本語なら五十音に当たる文字の発音を

間違った音で

覚えさせることになってしまいますね。

 

小さいうちはなるべく

CDなど正しい発音で録音されたものを使って

教えてあげてください。

たかが子供の歌とはいえ、

最初が肝心なのです。

 

ABCを覚えて

apple dog cat といった

簡単な名詞を覚えるようになったら

英語の発音に自信がない親御さんは

これもなるべくCDやテレビや

きちんとした音声の教材を使って

子供さん達と一緒に

みたり聞いたりしましょう。

お子さんの方が

発音が早く上手く、

外国人風になるのに気がつくと思います。

もう親の能力をはるかに超えて

子供達は学んでくれます。

だからこそ、親は子供が混乱したり

足を引っ張るような余計なことを

勝手に教えてはいけないのだと思います。

 

(2)親も一緒に基礎を学びましょう

 

自分でお子さんに教えられるくらい

英語に自信がある方は、

私のブログなど、読んでいらっしゃらないでしょう。

これを読んでいる親御さんは

みなさん、英語がそんなにお得意ではないはず。

だからこそ親御さんもお子さんと一緒に、

あるいはお子さんを追いかけて

一緒に学んで見ましょう。

 

お子さんがもう少し大きくなって

自分でいろんなものを見たい、

聞きたいと英語に興味を持つようになったら

ディズニー映画などに連れて行きます。

最初はストーリーがわかるように

まず得意な言語の方に連れて行きます。

親が日本人のお子さんの場合は

日本語にまず連れていって、

一緒にストーリーを親も理解して

お子さんがきちんとストーリーを把握したか、

シーンを話し合って確認します。

親は「こんなお子ちゃま映画見られないよ

勿体無いし」と

お子さんだけ映画館に送り込み、

外でコーヒーでも飲みながら待っていませんか?

 

いや、一緒に入りましょうよ。

お子さんと。

童心に戻って一緒に楽しみましょう。

 

そしてまぁ贅沢といえば贅沢ですが、

日本語で見たら、

今度は英語のオリジナル版、

つまり「字幕版」に連れて行きます。

字幕が読めない年齢のお子さんでも

英語版(日本語字幕版)に連れて行きます。

 

お子さんは日本語版を見て

すでに内容は理解しているので、

今度は音声に集中すると思います。

そして日本語では「えい!」といったところで

英語版では Bon とか Smash とか

英語で何か言っていることに気づくと思います。

この繰り返しが良いのです。

 

何回も映画館に行くのは大変だし

費用もかかるので、

レンタルビデオで十分です。

日本語版を見て、英語版もしっかり見てから

返却するようにしましょう。

慣れてきたら、日本を一回だけ、

あとは英語でずっと聞かせたとしても

お子さんは違和感を感じなくなるはずです。

 

これはジブリ作品など

日本語の名作に英語の副音声が入っている

ものについても同じようにします。

まず、内容を理解してから

言語に注目するのです。

 

そして、

〇〇ちゃん、英語わかるの?すごいね〜〜

ママ、全然聞き取れないわぁ〜〜と感心して

たくさん、褒めてあげてください。

この時点で、親御さんは

英語版が何をいっているのか?

まだ全くわからないし、

さっぱり覚えられないかもしれません・・・

 

でも勉強しているのはお子さん達で

パパママはあくまでも付け足しですから、

気にしてはいけません。

お子さんが十分楽しんだら

次のビデオに行きましょう!

 

つづく

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(追伸)

子供をバイリンガルに育てるための本も

何冊か出ているようですが、

友人の高橋正彦さんがご自身の経験から

かなりユニークな子育てをなさっています。

パパの英語は「根性で学んだ」感じの

実践的英語ですが、

お子さん達が綺麗な

英語を話されるのには感心しています。

 

ISBN978-4-86064-261-7

ベレ出版

英語子育てマニュアル

高橋正彦著

 

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