今日は一日中、日テレさんとNHKのコラボ。テーマはスポーツ。テレビ放送が始まって65周年だそうだ。日本のテレビ研究の歴史は長く、イギリスほどではなくても、戦前から結構発展していたようだが、戦争に負けてしまったために戦後、放送を自由に始められなかったり、アメリカのNTSC(欧州のPAL,とは互換性がない)を導入しなければならなかったり、苦労があったらしい。私は日本のカラーテレビの始まりの1960年生まれ。偶然にもアナログ放送が完全終了して、デジタルに移行が完了した2012年、52歳でNHKを早期退職している。まさにアナログ時代のテレビとともに歩んだわけだ。

 

朝7時から「コラボ」のテレビを見て思った。1と4を交互に見て、双方がお互いを意識して喋っているのを観察(笑)。NHKアナって崩れているようで、結局崩れていない・・何を話してもやっぱりお堅い。でもこういうコラボっていいな。1と4をザッピングしてみるのも結構面白い。

 

テレビの人気はどんどん落ちている。つまらない視聴率をちまちま狭い業界内で争っている時代は終わったように思う。もっとテレビ業界全体で切磋琢磨して頑張らないと、ネットに負けます。もちろん質が高いのは従来の大手メディアではあるけれど、でも大手で情報がしっかりしているから面白いってもんじゃないし。映像にエンターテインメント性を求めるいまの若い人にとってみたら、面白ければ良いのかもしれない。別に総裁選で安倍さんと石破さん、どっちが何票、なんて、テレビ画面上で細かい数字いらないのかも。安倍さんが勝ったけれど、石破さんも善戦した、くらいの大まかな情報で十分と考える人が多いのかも。テレビはなぜ権威を失いつつあるのか?今更のように悩む。

 

コラボも人材交流ももっとどんどんやればいいと思う。それにしても色が違うねえ、日テレさん。やっぱりあの時、日テレに行くべきだったかしら・・・?毎年24時間テレビを制作するのも楽しかったかなぁ。笑笑笑

 

ちなみに私も29年間日本放送協会職員でしたが、今、主婦然として美容院やネイルサロンに行っても、「お仕事されていますよね?学校の先生?お医者さん?」とよく聞かれます。人相が悪いのか?私が若い頃はまだ女性記者はとても少なかったので警察の中をうろちょろしていると、保険の勧誘のお姉ちゃんかと思われたし、もう時効だからいうけど、殺人現場のあの立ち入り禁止テープを「あそこのアパートの者です〜」とか言うと、一般人として通してもらえた・・・。で、私も警察官とほぼ同時に聞き込みを始めたり・・(笑)。今なら記者クラブ除名か?先輩たちと一緒に聞き込みをしていて、地上げ屋と間違われたこともあったっけ。

 

まさかこんだけおちゃらけなのにイマイチ飛べない私はいまも「NHK的」に見えているんだろうか?(笑)。

 

https://www.nhk.or.jp/tv65/