先日、東京医科大学の問題に関連して、女子学生を排除して男性を採用するケースは昔は一般企業でも当たり前だった事を指摘して、まだ相変わらず続いていることを嘆いたところ、男性の友人や同期から、「女性差別は世の中全体にあるのではなく、一部のつまらない男の考え方だ」という指摘があった。
確かにそうだ。全ての男性が馬鹿者ではないのは当然のこと。なので、ちょっと追加で書かせてもらう。
昭和59年採用のNHK記者の同期は30人でそのうち二人が女性と前回書いた。もちろん男性の28人はいい奴ばかりだ。私は勝手に同期事務局をしているのだが、同期の誰からも差別的な扱いを受けたこともないし、かと言って変に同じように扱われたこともない。実に絶妙に女性として尊重してくれつつ仲間として受け入れてくれていると思う。感謝している。
58年生きてきて、兼ねてから思っていたのだが、「イイ男」「賢い男性」の影には必ず「イイ女」「賢い女性」がいると思う。素晴らしいお母様がいたり、奥様がいたり、娘さんがいたり。女性の素晴らしさを知っている男性は差別意識を持たないのではないか?と思う。持つ必要がないのだと思う。特に頭の良い娘さんを持つお父さんは、自分の娘がそんじょそこらの男より賢くて才能もあることを見抜いて知っている。今回東京医大が一律に女子受験生の点数を削除していた話で、激怒しているお父様方もさぞかし多いことだろうと想像する。点数をかさ上げしてあほ官僚の長男を入れたかと思ったら、うちの賢い娘は点数を削られて入れなかった?!訴訟が起きてもおかしくない。
逆も真なり、で、「あほ男」の影には必ずと言って良いほど、「あほ女」がいる。
職場にもそりゃぁ何人かのあほ上司や先輩がいたし、あちこちで遭遇する男性の中にも信じられないようなあほがいたりする。そういう時、「この人はどういう母親に育てられたんだろう?」「この人の奥さんはこの男のあほさに気づかないのだろうか?」と思うことが良くある。
「この人素敵な人だな〜」と思う男性の奥様は必ず素晴らしい。だから間違えても手が出せない(笑)。
男性を産んでいるのは女性なのだから、女性は賢く男性を選びましょうよ。未来永劫あほ男性が生き残らないように、女性はちゃんと見ましょう、見極めましょう。あほな男にだけは間違っても惚れないようにしましょうよ。肩書きやお金の有無、あるいは外見だけに囚われるのではなく、その人の人間としての価値観が考え方が「まとも」かどうか、精査した方がいい。あなたの力で「素敵な男に変えてみせる」、なんてまぁ無理だ。ちゃんとした男は最初からちゃんとしているのだ。
テレビでは連日、びっくりするような、とても聡明とは思えない男性(時々女性も)が登場するけれど、お母様たちはどういう教育をされたのか?奥様はいないのか?いても注意をしないのか?気づかないのか?うちの夫は素晴らしい❤️と思い込んでいるのか?愛娘もいないのか?不思議だ(笑)。もちろん、結婚している人がいい、とか子供がいる人がいい、と言っているのではない。男性の「人間としての器」のことを言っているのだ。
まぁ大して面白くもない、ためにもならない私のこのブログを読んでいる皆さんは、おそらく意識の高い女性たちがほとんどだと思いますが(笑)。でも周囲を見ていると、なぜかキャリア・ウーマンは「癒される」とか言ってあほ男に惚れちゃうことも多いから、気をつけてね。
あほ男、知性も常識もなかりけり。