大阪生まれの蠍座、2歳4ヶ月。

うちにはトイプードルのキャラメルがいます。

名前の通りの色で、

メルちゃんと呼んでいます。

 

幕張新都心に、日本で最大級の

ペットショップがあって、

そこには50〜100万円もする

ワンちゃん猫ちゃんが

常時100頭くらい並んでいます。

その中で、キャラメルは

クリスマスも新年も越して売れ残り

半額になっていました。

 

娘が抱くと、ものすごく人懐こい。

ペットショップが長くて、

いっぱい人に抱っこしてもらった犬は

人間に慣れてしまうのでしょう。

ちょっと猫に癒されたくて、

ペットショップに行ったのに、

なんと、速攻で犬に決めてしまいました。

一目惚れってわけです。

 

安かったからでも

血統書付きだったからでもなく、

とにかく人懐こっくて可愛かったのです。

お父さんは1.5キロ

お母さんは2キロ。

大阪のブリーダーさん宅出身。

とにかくうちの犬は

大きな瞳と

甘えん坊の性格が可愛いのです。

 

で、つい甘やかしてしまったせいか?

ドッグフードを食べません(泣)。

火を通したお肉と生野菜、果物など

人間が食べているものしか食べないのです。

 

実はこれには本当に困っています・・・

いちいち手作り餌だと手間もかかるし、

費用も馬鹿になりません。

栄養も心配。

 

ところが妙なことを聞きました。

子犬を去勢したり不妊手術すると

好き嫌いがなくなり、

何でも食べるようになるんだそうです。

人間の三大欲求は

食欲、睡眠欲、性欲といいますが、

犬だって同じはずでしょう。

その大事な欲の一つを

人間が手術で消すわけですから、

犬だって食べるか寝るかに

ならざるを得ないのです。

アラ還のおばさんのようで

ちょっと哀れさも感じてしまいます。

 

ドライフードだけ定期的にやっていれば

ちゃんと元気で健康的に生きてくれて

ドッグランも好きな時に行けるから

不妊手術も悪くないかも?と

思ったりもしたのですが、

自分が楽をしたいから?手術して良いのか?

 

気になって調べて見たところ、

もう2歳半近くにもなった犬の

子宮と卵巣を今更とっても、

病気の予防にはならないどころか、

別の病気のリスクも

減らないのだとわかりました。

また、

ホルモンバランスが変わりますから、

犬によっては性格が変わったり、

体調を崩したり、

手術のせいで後遺症が残ったりする

ワンちゃんもいるのだそうです。

 

日本では、

ワクチンやら不妊手術をして

ペットを「管理」することが

ごく一般的に行われていますが、

日本は獣医学的には遅れていて

海外では狂犬病の予防注射が

もう義務付けられていない国も

あることも知りました。

欧米では最近はワクチンを

(うちは5種ワクチンを打っています)

必ずしも全部打たなくて良いという

獣医も増えているとか。

ちらっと英語の文献も読んで見ましたが、

やはり不妊手術には

犬にとってリスクがあるのです。

 

さらに、

色々と不妊の是非について

ネット上の情報や

賛否の意見などを読んでいるうちに、

ひとつ重大なことに気づきました。

なんと!去勢されたり、

不妊手術を受けた犬は

ドッグショーに出場できないのです。

言い換えると

ドッグショーに出られるような

美しい犬、賢い犬は

繁殖のための能力を

温存させてもらえるのです。

 

これって、なんだか、

おかしくないですか?

人間に置き換えてみると

背筋が寒くなります・・・・

(置き換える必要はないという

ご意見もあるでしょうけれど)

 

うちのメルちゃんは

ドッグショーに

出るほどじゃないにしろ

ものすごく可愛くて性格も申し分ない

人懐っこくて飼いやすい犬なのに?

 

2キロちょっとの、

とっても小さな命だけど

もうすっかり家族です。

発情期の対応も

手作り餌も面倒だけれど、

私が頑張れば良いのよね。

手術はいらないね、

メルちゃん。