久々に開いたこのモーツァルトの楽譜、1979イスラム革命前の77年か78年に、イランのテヘラン市内で買ったものです。当時自らシャーハンシャー、王の中の王を名乗っていたパーレビ国王とファラー王妃は欧米の文化が大好きでした。オペラやオーケストラを頻繁に欧州から招いて、高校生だった私も良く劇場に一張羅のロングドレスを着て出かけました。一度、あのカラヤンまで来て、40年も前ですが、当時チケットがひとり5万円で、クラスメートMさん一家4人が聴きに行ったのが羨ましかったです。革命後はおそらく、イランの国民は海外の芸術なんて、見聞きする機会はないか、とても少ないのでは?と想像しますが(現在のイランにお詳しい方、教えてくださいね) 革命前のイランは豊かなオイルマネーもあり、大変に優雅でお洒落な国だったと言えます。少なくとも上流階級は……。もうテヘランには38年も足を踏み入れていません。バリバリのパーレビ派(笑)。なんとなく現政権には馴染めなくて。でも青春時代の懐かしい国、大好きなイラン🇮🇷、来年あたり、旅したいな。

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