何でこんなに忙しいの?

「落ち着いて書く暇がない」の一言に尽きます。

FBの場合はちらっと見てちょっと書き込むだけですが、

このブログは一応、tomoneeofficial なので(笑)。

大した内容もないのですが、

少しゆっくりと頭を整理しながら書きたいので、

どうしても後回しになってしまいます。

 

言い訳はさておき。

 

ご無沙汰の間、何をしていたかと言いますと、

①舅の不動産(土地と空き家)の処分

②娘(JC)の部屋のリフォーム

という比較的大きな所用が重なったのです。

この隙間に仕事と舅姑の世話、

JCの高校探しもあって、

声楽のレッスンも休みがち・・・あぁ・・

 

今回の不動産処分と部屋のリフォームを巡っては

学んだこと(痛い思いをしたこと)が多々あります。

 

ちょっと今回は不動産の処分について

語らせてもらっていいでしょうかね?

 

処分とは言っても、

まだ舅姑は元気いっぱいなので、

実はこれは「終活」なのです。

舅88歳、姑83歳ですから

はっきり言って、

年齢的には

いつ死んじゃっても不思議はありません。

でも二人には「終活」とは言えません。

後期高齢者って、

自分たちが老いていること、

「死」が近づいていることに、

意外に無頓着というか?

気にしていない?のです。

 

「明日死ぬかも」とか思うと

生きていることが

辛くなるのかもしれないですし、

自分もそうなるのかもしれませんが。

 

特に義母は実母が93で亡くなったので、

あと10年は生きるだろうと思っているらしく

ラップでも食器でも膨大にストックしています。

この間、物置整頓したら、ラップが

30本近くも出てきた・・・(@_@)

 

食器も全く使っていないものがある。

で、時々出しては

「あら〜〜これ、あったわ〜〜」

なんて言って

またしまっちゃうのです。

使うなら今でしょ!今!と喉まででかかる。

 

でも老人、舅姑に対しては

二人は不死身だと思って

優しく会話しないと傷つきますもん。

 

でも現実問題として、

20坪ほどの家の中のガラクタと

庭にある倉庫3つを

廃棄処分するにあたって

ものすごく安い業者に依頼したのに

なんと見積もりが46万でした・・・

友人たちに聞くと、

20万、業者に聞いても

30万くらいが平均ですって。

 

それもそのはず、自分で整理を始めたら、

出てくる出てくる。ゴミの山。

夫が小学校の時に使っていたらしい

水筒まで出てきた!

いやぁ〜〜〜ん!

 

老人って、なんでゴミを貯めるのか?

私にはゴミに見えても

本人たちには思い出の品々なんだろうか?

古いストーブ3つ。

やかん5つ。鍋多数。

布団類は山のようにある。

 

そういえば昔はお客様用布団を

ちゃんとふた組ほど

用意しておくのが常識でしたね。

 

本も全く捨てずにとってあって

1000冊はありました。

半分ほどを段ボール20箱に詰め、

ブックオフオンラインに

400冊引きとってもらったら

100冊ほどに値がつき

6000円になりました。

残りの本にはなぜかご丁寧に

「✖️✖️蔵書」とハンコが押してある・・・

昔これまた、本にハンコを押すのが

流行ったのですよね〜、図書館みたいに。

本は財産だったんですよ。

売るなんてとんでもない。

ところが今となっては

個人名のハンコが押されていると

当然、売れないのだわ。

だから全部、処分することになり、

本が大好きな舅姑は悲鳴をあげています。

でも今の時代、クリックひとつで

本が届きますもん。

ホコリかぶった◯◯新書とか

いらないでしょ?

 

今回の「処分」では

舅姑がしまいこんでいたものを

一気に出して

「ゴミ」として捨ててしまうので、

本人たちにはとっても酷です。

でも「ゴミ」だ。それも大型の、有料ゴミ。

 

当然、写真もいっぱい出てきました。

昔はこれまた写真をたくさん撮るのが

裕福な家の象徴みたいなところがあって

私も衣装ケースいっぱいの写真を

どうしたものかと思っているところです。

そういう写真を

舅姑に見せて、分別してもらいました。

(1)何処のだれを撮ったのかも

わからなくなっている写真は捨てる、

(2)風景写真は今の時代のインターネットで

見られるものは捨てる。

(3)まだ捨てられない家族の顔が

写っているものだけ取っておく。

この3つの原則で分別すると

あっという間に減りますね(笑)

 

でも二人はしみじみ

若い頃を振り返りながら

思い出話をしながら

写真を見ていました。

ボケてしまってからでは遅い。

今のうちに思い出は楽しまないと。

処分の承諾ももらえなくなったら

それこそ「ただのゴミ」に

なってしまいますもん。

 

思い切って「終活」すると

寂しいというよりは

意外にスッキリするようです。

自分の「終活」も

徐々にはじめなくちゃ。

ゴミを抱え込んだまま

あの世に行かないようにしたいと

切に思っているところです。