偉そうに、民放さん２局から
内定をもらって辞退したあと
NHKを受けて内定をもらって、
就職を決めたと前回(1)で書きました。
が、何を隠そう、私は大学３年次にも
殆どのテレビ局を受験して、全滅しているのです！
３０年前から、テレビ局は狭き門でした。
特に女性は、正規の採用が数名、
コネ採用しかないのも珍しくない時代でした。
だから「テレビ局命」と思っていた学生時代の私は、
相当切羽詰まっていたのです・・・💧。
だから３年生の秋、
私は各テレビ局に志願用紙、
今でいうエントリーシートを送り、
幾つかの就職試験を年齢を偽って？
（というか誰もきかなかった）受けたのです。
もしも受かったら？
大胆にも、そのまま大学中退で入ろうと思っていました。
（実際にそういう素晴らしい先輩がいたのです）
残念ながら、
大学中退になる必要はありませんでした・・（笑）。
あきらめきれず、しつこくも
次の年にまた受けているので（笑）
記憶がごっちゃになってしまい
詳細はあまり覚えていないのですが、
とにかく、次々に面接試験を落ちて、
私は精神的にどん底に落ち込んだのを覚えています。
一年間は本当に最悪でした。
面接のときの失敗を思い出し、
ど〜〜〜っと落ち込んでばかりいました。
テレビ局には向いていないのかしら？と
そればかり自問自答していました。
３年の時、
どんな失敗をしたのでしょう？
それをみなさんにお伝えしておきます。
みなさんも一回、受験したつもりで、
私の受け方の何処がいけなかったのかを復習し、
ご自身のテレビ局の就職試験に生かしてください。
反省点① 完璧なぶりっ子で受けた
当時は雇用機会均等法などまだなく、
「女の子は可愛ければいい」という風潮だと
ごく普通の女子学生だった私は
信じてしまっていました。
だからテレビ局では
大きな声ではきはきと！した
純粋で真面目で、優等生な学生が
欲しいのではないか？と勝手に思い込み、
「じょぉちだいがくのぉ〜〜❤️
おおむらでぇ〜す。よろしくお願いしまぁ〜す❤️」
みたいな、オツムの軽いギャル丸出しで
就職試験を受けてしまいました。
とにかく理由もなく満面の笑みで。
あほ丸出しでした。
テレビ局に限らず、企業はアホな学生はいらないのです。
反省点② 怖いおじさまに怯えた
そもそもテレビ業界なんて、
自己主張の強いおっさんばっかりです。
面談に言っても、意地悪そうな人ばっかり。
学生の弱点を見つけようとしているのでは？
私が結構トロいのを見抜かれるんじゃないの？
と私は疑心暗鬼になってどきどきしていました。
だからあがるわ、声はうわずるわ。
いえ、怖そうに見えるおじさまたちも
何とか一緒に働いて楽しい奴を
探しているだけなんですよ。
自分たちが定年したあとも
立派に会社を存続させてくれる若い世代を
育てたいと思っているのです。
就職の面接試験は
あなたにその局が合うのか、合わないのか、
見極めるチャンスです。
どんなおじさんが働いているのか
観察してしまいましょう。
反省点③ 企業研究していなかった
私は本当にガキというか脳天気で、
テレビ局なら何処でもいい、
何処でも同じだ！と思っていました。
でも違います。
みなさんは民放さんの中で
どこが一番大きいかご存知でしょうか？
当時はTBSで、あとは日テレ、
テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京でした。
フジテレビは上場もしていませんでしたし、
MXは影も形もありませんでした。
今もこのランキングは変わっていないのでは？
TBSは毎日、日テレは読売、フジテレビは産経、
テレビ東京は日経、と系列も決まっていますよね。
こういう企業としての詳細も
きちんと調べて納得した上で、受験しましょう。
もしもすごく左翼なアナタが、
フジテレビさんに行ってしまうと
違和感を感じるかもしれませんし（笑）。
テレビに限らず、就職ってちょっと
お見合い結婚みたいなんですよ。
相手の事をあまりよく知らないのに、
とりあえず一度は一生を預けるのです。
なので、これからテレビ局を目指すあなた、
少なくともテレビを良く見て、
自分にはどの局がいいのか？見極めませんか？
民放さんに行くのと、NHKに行くのでは
やっぱりかなり違いますよ〜。
NHKは、まず全国転勤を覚悟しなければなりませんが、
民放さんは大概、ずっと東京にいられます。
引っ越す先は海外のほうが可能性が高い♡
とにかく良くも悪くも、違う人生になりますね。
だから受かるところでいいや、なんて思わず、
自分なりに第一志望を決めましょう。
前向きで、
体力と気力が充実していて、
人に接するのが好きで、
新しい事が好きで、
夜通し働いても気にならなくて、
時間が正確で、
３度のめしよりテレビが好きなあなた。
自信を持って、就職活動してくださいな。
そして、もし悩んだらご一報くださいませね。
Good Luck !