今日は、6匹しか残っていないロゼメダカの稚魚を掬い、横見で骨曲がりの選別をしました。骨曲がりがあるメダカは、後代への遺伝を防ぐために学校でMIXで飼育しています(選別落ちとはいえ、かわいいです)。因みに、中学校の部活動のメダカ水槽は、MIX水槽の他にも、きちんと系統として管理している水槽もあります。結果、系統の全滅を防ぐことができますし、顧問の先生も満足なようです。

 

 

 ロゼメダカは、ピンク(ピンク体色)半透明鱗(パンダ、透明鱗より弱いグアニン欠乏、オーロラ)ラメ(鱗にグアニンが多い)ヒカリ(背びれが尻びれと同じ形になり、尾びれは2枚分の大きさになる)ヒレ長(ヒレが長い、松井ヒレ長)メダカです。写真に写っていないのが残念ですが、ラメもしっかり乗っています。ピンク色のかわいらしい品種です。

 

 

 今後の参考程度に、ヒレの長さも見ておきました。水槽をだいぶ広めにとっているので、2cm代にのっていないのにヒレが伸び始めています。

 

 

 一番大きな個体の尾びれがとても綺麗でした。尾びれのバランスもよく、これから何かなければ種親として活躍してもらいます。

 

 このロゼメダカは、かなり固定率の高いメダカのようです。また、比較的新しい品種で、系統管理も簡単、丈夫でよく殖えることから、近親交配が重ねられていないと考えられます。そのため、光体型でもまだ骨曲がりが少ないですが、将来的に出てくるかもしれません。親をなるべく多く確保し、近親交配にしないようにしたいです。