少し前までの雨不足で全く発芽しなかった人参の種が、雨によってようやく発芽しました。芽が中々出なかった品種は、長崎県伝統野菜の黒田五寸人参です。
ただ、厚めに播いたのに、本当に少しだけ、ぼちぼち、といった様子です。まだこれからも雨が降りそうなので、もう一度播きなおしてみます(7回目の黒田五寸人参の播種・・・)。
愛知県伝統野菜の「碧南鮮紅五寸人参」も発芽しましたが、微妙な発芽率でした。こちらも、もう一度播き直しを行います。種子をホームセンターで簡単に買える代物ではないので、点播きにしようかと思っています。来年は自家採種の種子を存分に使えるようにしたいです。余分に開けた条間は、愛知県伝統野菜の愛知早生白玉葱を定植します。偶然ですが、どちらも愛知県伝統野菜です。
金時人参は、本当にしっかり発芽してくれました!お正月に真っ赤な人参を使えるかもしれません。条間は60cm空けてあり、間に大阪府伝統野菜の泉州黄玉葱を定植する予定です。
こちらは、自家採種用のスイートバジルです。近年流行している「バジルべと病」などの病気にかかっていない、酷暑に耐えて秋まで収穫できる、トウ立ちが遅い、などの選抜条件で選抜した、丈夫な一株です。バジルを育てるのは苦手分野ですが、自家採種で丈夫な系統に仕立てていくことで、上手に育てられるようになりたいです。
葉の香りや艶、柔らかさも選抜条件に入れました。健康的な根が張っているもの、という条件もあります。
モロヘイヤが最盛期を迎えています。写真は、採種用株ですが、まだ収穫します。葉が柔らかく、丸みがあって姿が良く、根の張りが良く、枝の伸びが早い(→早生な)一株です。11月ごろ種子を収穫できます。
早生大豆の「奥原早生」は、そろそろ種が採れます。ただ、少し早い時期の採種になってしまうので、シロイチモジマダラメイガによる食害やカメムシの吸汁による発芽率の低下が心配ではあります。
もし種子の品質が悪ければ、こちらから採種します。7月播きのものですが、この時期に播いたものは発芽さえうまくいけばぐんぐん大きくなります。平畝、無肥料の大豆に適した場所です。
人参は、東洋種の方が種子の質が良い気がしています(個人の感想です)。ですが、栽培は難しいです。主力の西洋系人参が発芽しなかったときの予備として、来年からしっかり東洋種も作っておこうと計画しています。