石破氏、10月の衆議院解散・総選挙「可能性否定しない」 | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝の日経ウェブ記事。

ご参考まで。

 

早くも石破新自民党総裁の化けの皮がはがれた。

 

岸田政権のアベノミクス3番煎じを単に引き継ぐ、

アベノミクス4番煎じに過ぎないことが判明した。

 

これからおそらく10月27日(日)の総選挙をめざす、

裏金問題隠し、旧統一教会問題隠しの、

争点隠しの大嘘で固めた早期解散に突入していくだろう。

 

一般国民が少子化、長期消費停滞、物価高

少なくとも3重苦に喘ぐなか、

世襲化、特権化、利権化によって、

特に10%消費税率と高インフレ税を使って、

一般国民を収奪・搾取する

石破自民党新政権の本質は変わらない。

 

アベノミクスの3本の矢の

①大胆な金融緩和、

②機動的財政出動、

③投資を誘発する成長戦略は、既に

 

①終わりなき通貨安と物価高、

②際限なき財政支出と財政赤字拡大および政府債務(国債)膨張、

③お友達優遇企業のパーテイー券付き利権政治に成り下がって来た。

 

それだけでない、アベノミクスでは、

①2014年4月の消費税率8%への恒久増税

②2019年10月の同10%への恒久増税という二つの足枷もある。

 

慶応の学生時代に数学や物理の試験には、

白紙回答で試験20分間後には

試験場から退席していたと自ら告白する

経済学音痴の石破新総裁は彼の持ち味であった

誠実性や実直性を既にかなぐり捨てて、明らかに、

傲慢で卑怯な自民党総裁に成り下がってしまった。

 

幸い、野田立憲民主党新代表は、

裏金問題や旧統一教会問題を徹底追及する構えを見せ、

企業献金問題にもメスを入れるだけでなく、

日銀と政府との間での物価安定目標政策のアコード見直しや、

筆者の聞き取りに間違いがなければ、

消費税引き下げにも前向きな姿勢を示した。

 

日本復活のための最後の絶好のチャンスが

10月下旬の来る総選挙で巡ってきているかに見える。

 

これまでのゆでガエルから抜け出して、

真の自由と民主主義そして市場資本主義を礎とする

輝かしい日本の未来を勝ち取るチャンスは今しかない!

 

 

 

 

石破茂新総裁

 (更新)

 

自民党の石破茂総裁は29日のNHK番組で10月中の衆院解散・総選挙について問われ「いろんな可能性は否定はしない」と述べた。同日のフジテレビ番組では「早ければ早いほうがいい」と語った。10月中の投開票の場合、最短で27日投開票が想定される。

 

日銀の利上げを巡り「金融緩和の方向性は維持していかないといけない。まだデフレが脱却できたと断言できない状況で、金利をうんぬんと言ってはいけない」と強調した。「貯蓄から投資へという流れは決して止めてはならない」とも触れた。

 

高市早苗経済安全保障相に党総務会長への就任を打診し、同氏が固辞したことに関して問われ「適材適所であって、高市さんは色々な閣僚や党役員をやってきた。党全体のため国全体のためであれば起用したい」と話した。

 

党幹事長に森山裕総務会長を起用することに「野党とのパイプがあり泥は自分でかぶる人がなってきた。これからもそうだろう」と発言した。

 

石破氏はNHK番組で、林芳正官房長官の続投に関して問われると「岸田政権を基本的に引き継ぐ。外交・安全保障、経済政策でも連続性がなければならない。そういう方に官房長官に座ってもらうのは当然だ」と答えた。

 

菅義偉前首相に党副総裁を打診したかどうかは明言を避けつつ「党内をまとめる意味で知恵のある方だ。発揮していただけるとありがたい」と呼びかけた。