日経平均大引け 続落 2216円安の3万5909円 ブラックマンデー以来の下げ幅 | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今日の東証引け後の日経ウェブ記事。

ご参考まで。

 

なお、値幅では確かにブラックマンデー以来の下げ幅だが、

下落率では一営業日に約-5.8%の下げに過ぎない。

 

ブラックマンデー(1987年)では

世界中の株式市場が米株を中心に

一営業日に約20%も下落し、

東京市場も約15%も下落している。

 

ほぼ常に日経平均株価をアゲアゲモードで

平成バブル超えの令和バブルを煽ってきていたかに見える

日経記者も流石に今日は夏バテが過ぎて、

血迷っているのかもしれない。

 

なお、常に短期筋の株式指数先物や同オプション取引が、

現物株市場を先導するのは国際金融市場では常識中の常識。

 

また、海外短期筋か国内短期筋かなどの、

客観的な区別はどうして可能なのだろうか。

 

このような恣意的で主観的な日経記事に、

賢明な読者は惑わされてはなるまい。

 

 

 

2日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比2216円63銭(5.81%)安の3万5909円70銭で終えた。下げ幅はブラックマンデー翌日の1987年10月20日(3836円安)以来およそ36年10カ月ぶりの大きさ。今年最大、史上2番目の下げ幅となった。前日の米株式相場の大幅下落や足元の外国為替市場での円高進行に伴い、投資家心理が悪化して幅広い銘柄に売りが出た。海外短期筋とみられる株価指数先物への売りも膨らんだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕