消費者物価、5月2.5%上昇 エネルギー関連が押し上げ | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝の日経ウェブ記事。

有料記事ながら、ご参考まで。

 

なお、季節調整済み前月比では総合、コア、コアコアCPIが5月に、

それぞれ、+0.5%(単純年率+6.0%)、

+0.5%、

+0.1%と特にコアコアベース以外では、

かなりのインフレ加速が見られた。

 

なお、政府・日銀が最も注目する生鮮食品を除くコアCPIは

5月に前年同月比で+2.5%を記録したが、

実際には、5月まで続いてきた電気・ガス料金の

生産者を通じた政府補助金-0.5%を足し戻すと、

真のコアCPIは5月に前年同月比+3.0%の物価上昇を記録したことになる。

 

したがって、6月CPIからは

この-0.5%の政府補助金部分が、

+0.5%上乗せされた形で、真のCPIとして顕在化することになる見込み。

 

2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)5月分 (stat.go.jp)

 

 

総務省が21日発表した5月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が107.5となり、前年同月比2.5%上昇した。電気代が14.7%と大幅に上昇した。再生可能エネルギー普及のため国が上乗せする賦課金を5月に引き上げた影響が出たとみ...