掲題の今夜の日経ウェブ記事。
ご参考まで。
10日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=152円台を付けた。1990年6月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準。米景気の底堅さを背景に米国へのマネー流入が続いている。日銀が低金利政策を続けるとの見方も円売りを後押しした。
10日に米労働省が発表した3月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動くとの観測が後退した。マイナス金利の解除後も日銀が大規模な国債買い入れを続けていることも、円安要因として意識されている。
152円台では政府・日銀が円買い為替介入に動くとの警戒感も強く、下値では円の押し目買いも目立った。鈴木俊一財務相は9日の記者会見で「いきすぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切な対応をとる」と円安進行をけん制している。