忙しい日が続くと、キッチンに立つのが少し遠く感じる。
“ちゃんと作る”って何だろう、と自分でもわからなくなるときがある。
でも、火をつけて、香りが立ちのぼって、湯気がふわっと広がる瞬間。
ああ、やっぱり作ってよかった——そう思える。
とろみの炒め物は、手間がかかるイメージがある。
でもね、米粉ならダマになりにくくて失敗しにくい。
やさしい甘みと旨みがあって、素材をふんわり包んでくれる。
食いしん坊で、でも太りたくなくて、
それでも「おいしい」をあきらめたくない。
手間は最小限に、満足感はしっかり。
そんな願いを込めて、何度も試作を重ねました。
できあがったのは、私の“日常を助ける”一皿。
忙しい日も、少し自分にやさしくできるレシピ。
もしよかったら、今日の台所で試してみてください。米粉のやさしさが、おいしい時間を支えてくれます。


