みなさん、こんにちは。


ボディメイク、パーソナルトレーナーTOMOです。



みなさん、やってますか、尻トレ。


今日はヒップスラストとスクワットの違いをベクトルの面から書きたいと思います。(唐突過ぎw)
これが分かると、誰にどのエクササイズが必要かが分かってきます。

ディープはことになっていくので、時間と気持ちに余裕がある時に読んでくださいw



まだまだ下半身トレ=スクワットになりがちなのですが、ほとんどの女性はスクワットで何kgできるかはどうでもよく、どんな洋服でも着こなせるからだのラインが欲しいのです。

スクワットうまい!って褒められても女性は嬉しくないんですw

うまいからって重いものをのせて前モモが張ってしまい、疑問を感じている方。


結構たくさんいます。


一回前モモやハムの方が強くなってしまうとお尻を起こすのも大変になってきます。


どんな動きも一番使いやすい前モモ使ってしまうから。


スクワット以外の重要な下半身の動きを知っておくとトレー二ングが自分の理想の身体に近づくプログラムを作れますよ。

さてさてまずは基本を理解するために動きの種類について学びましょう。

どのトレーニングの教科書や資格の本に、動きはこの3面で描かれることが多い。


この図のように全ての動きはこの3面かコンビネーションで説明される事が多い。


ストレングスコーチやトレーナーは、

「Transverse Planeの動きだからこの動きって良いよね!」

とか

「この動きはコンビネーションだから好き」

とか

って使います。

言葉に出さなくても動きを考える時はこの3面で考える事が多い。

例えば、sagital plane(矢状面)は
体を左右に分ける面のこと。

スクワットはsagital planeの動き
ジャンピングジャッグ(手足を広げて横に広げてジャンプ)はfrontal planeでの動き
ランジもsagital planeの動き

このようによく試験に出てきたり、エクササイズを分けたりするのに使います。

この問題点はジャンプもランニングも後ろに動く運動も全てsagital laneの動きになってしまう。。。

でも力の方向って全て違いますよね。

ジャンプは力が上に

 

ランニングは力が前に

 

バックペダルは力が後ろに

 
 

これだとうまく説明できない事も多いので、これに力の方向(ベクトル)がついたものがあります。(下の図)


アメリカのストレングコーチでかつお尻トレーナーであるブレットが作ったものですが、筋トレの時のこのベクトルを考えられるとエクササイズが面白くなります。



名前はいいとして、矢印(↓→↑←)(力の方向)が加わる事で動きがもっと細かく分けられます。


ここで理解を深めるために縦と横の負荷だけピックアップしてみてみましょう!


縦の負荷のエクササイズ(Axial)は負荷の方向としては(身体の)上から下にかかる負荷。

   

上から下の負荷(Axial Positive)と下から上の負荷を分けるためにと(Axial Negative)と分けるともっと分かりやすいです。


例えばAxial Positiveは上から下の方向にかかる負荷)なので、スクワット。

Axial Negativeは負荷が下から上へかかる。っということは懸垂が良い例。



横の負荷のエクササイズ(Anteoposterior)は負荷の方向としては(身体の)前から後ろにかかる負荷のこと。(45どからかかる斜めの負荷もあるがこれは今日はおいておきましょう。)

前から後ろにかかる負荷ということは、この種類のトレーニングは仰向けに寝ているものが多くなります。

イメージしやすくするためにそれぞれの方向の負荷がかかるエクササイズを紹介すると、、、


Axial の方向への負荷(身体の上からの負荷)


スクワット

デッドリフト


Anteoposteriorの方向への負荷(身体の前からの負荷)


ヒップスラスト

グルーツブリッジ

ベンチプレス


Posteroanteriorの方向への負荷


シーティドロー(seated row)

後ろ向きに走る



Lateromedial の方向への負荷


アブダクション


Torsionalの方向への負荷


ケーブルチョップ




と分けられるものの、


⑴一つのエクササイズの中に一つ以上の力の方向がかかることも少なくないです。

例えば、ルーマニアンデッドリフトは上から下にかかる動きなので、 Axialの動き。でも股関節を曲げた最後の動きでは胴体はPosterioanteriorの方向(身体の後ろから前)への負荷を感じます。


ということは、

⑵力の方向はエクササイズの中でも変わっていきます。


更に

⑶力の方向は身体のどの部分のことをいっているかでも変わってきます。


これらを知りつつエクササイズをプログラムすることはとても重要!


パフォーマンスをあげるため、ボディメイクトレーニング、パワーリフティング、コアスタビリティのため、コンディショニングのためと力の方向も考えつつ、エクササイズはそれぞれに適応できます。



動きの方向、負荷の方向を考えてトレーニングすることでフィットネスレベルも確実にあがります。


⑴ 身体はどの方向からも強くなり、「使える身体」になる必要があります。ファンクショナルトレー二ングという言葉が一人歩きしている感じがありますが、バランスをあえてくずして(片足にしたり、立ちながらのトレー二ング、ケーブルなど)鍛えて行くことも大切ですが、確実に全ての方向からの負荷をいれてあげるトレーニン グが効果的!ある方向からの負荷だけでは身体は思うように使えないものです。


上から下の負荷に慣れている鍛えている男性に前から後ろへの負荷がかかるトレーニングをやってもらうと、私の方が重いものできちゃうときもあるんです!

そのくらい慣れていない動きには身体って対応できないものなのです。

 


⑵ 骨も色んな方向からの負荷に適応するようになります。ウォルフの法則(Wolff's Law)ってのがあって骨は荷重ストレスがかかるとこれに拮抗できるように改築、改変されていくという法則です。一つの方向だけでなく、骨だってあらゆる 方向に強くなっておきたいです。



腱、靭帯、筋膜などの軟部組織も強くなります。力のかかる方向に強くなり、適応するので、あらゆる方向に組織を強い方が良いです。


⑷一般的に、スクワット、デッドリフ、ベンチプレス、ミリタリープレス、ベントオーバーローなどのコ ンレックストレーニングはストレングス系、パワー系、パフォーマンスをあげるために使われるトレーニング。しかりこの方向(主に上から下の負荷)には強く なってもAnterioposterior(前から後ろへの負荷)やMediolateral(横からの負荷)やTorsional(回転の負荷)には神 経系の観点からみては発達しにくい。


バランスのとれた動きに対応できるようになるために、あらゆる方向から鍛えた身体です。




⑸エクササイズの種類が増えるのでトレーニングが楽しくなります。身体を変えるためのトレーニングはなんといっても続けること。継続しかないです。

継続するためには楽しくないといけないですよね!

色んな方向からの負荷が加わるということは効率的に身体を鍛えていくだけでなく、エクササイズの種類が増えるので、毎回新鮮なトレーニングができます。

負荷のかけ方は色々ですが、ベクトルを考えて種類を決めると更に効果的なトレーニングプログラムが作れます。



ハードコア過ぎてもうよく分からなかった人。That's all OK!


簡単にまとめると、下から上の負荷だけでなく、前から後ろへの負荷を作るエクササイズも必要ってことです~!今やっているトレーニングに疑問を感じていたら、エクササイズの種類がちゃんと色んな方向からになっているかみてみてください。


トトジムメンバーはちゃんと色んな方向から負荷かけてるから安心して流して大丈夫ですw


次回はこのベクトルを考えた上でのお尻トレーニングプログラムについてです~。