みなさん、こんにちは~。

ボディメイク、パーソナルトレーナーTOMOです。



今日は女性のための筋力トレーニングをより効率良く行うためにとっても重要なお話です。


 

女性=筋肉がたくさんついたら困るから、重いトレーニングは厳禁??!

女性=筋肉がつきにくいから男性と同じトレーニングをして大丈夫!??

 

答えは両方ともBIG NO, NO!!!です。





女性だって筋肉はしっかりつけられるし、体改造できるポテンシャルがあります!



よく減量して(脂肪を落として)何となく体作りしている人が多いですが、本当に体の中身も変えていくなら筋肉が必要です。

そして弱い筋肉を鍛え、使い過ぎの筋肉をほぐし、機能もアップさせたいところ。



代謝をあげるため

健康のため

体のライン(見た目を変える)のため



いろ~んな理由で筋肉トレーニングが必要です。


男性と女性はすごく似ているようで全然違う。。

逆に全然違うようですっごく似ている部分もある。。。


それをしっかりと理解していると、より効率の良いトレーニングプログラムを作ることが出来ます。



まずは筋肉や代謝について。。。


これは実は男性と女性の差はあまりないです。


代謝は運動量、筋肉量、脂肪量によって決まってきます。

女性は男性に比べて代謝が少ないのが一般的。


これは女性だからではなく、ただ男性に比べて、筋量が少ない、体のサイズが小さいという理由なのです。


ただ男性と比べてスタート地点の筋肉量が違うということです。




筋肉自体は男性と女性にほぼ差はないです。

筋肉の大きさと筋繊維の種類は違いますが、形や構造はほぼ一緒。



筋肉は筋肉。






もっというと、しなやかな筋肉もムキムキの筋肉も存在しない。

それは脂肪量と筋肉量と見せ方の問題です。


女性はストレングストレーニングで鍛えられる筋量はほぼ男性と変わらない。


男性の方が女性に比べ背も高く、体も大きいのでそれだけ筋肉が多くストレングスもある。


運動していない男女を比べ、男性の方が重いものを持てるとしたら、それは筋肉の量の問題であり、性別の部分が原因ではない。


逆に同じ筋量の男女であれば同じだけ出来るのです。

要はスタート地点の筋量はそもそも違うということ。


たんぱく質の代謝に関しても、ほぼ変わらない。

事実同じ筋量の男性と女性だと、たんぱく質合成はライフスパンで考えると女性の方が高かったという結果もでている。タンパク代謝の文献


テストステロンの分泌量はというと。。。。


女性完敗。。。男性の方が15倍多く分泌されます。


そしてこのホルモンが多ければ、筋肉もつきやすい。これは事実。


でも、テストステロンの使われ方が女性と男性で違うというのも分かっています。女性はIGF-1と成長ホルモンが男性のテストステロンの役割をしてくれる。筋肉のストレングス、筋肉量において、これらの成長因子(growth factors)は男性よりも女性ではとても重要になるのです。IGF-1は男性と同じだけ分泌され、成長ホルモンに関しては、女性は男性よりも3倍分泌すると言われています。(文献1 )(文献2


テストステロンが少ないが、女性は他のファクターが活躍してくれているのです。

 

働きかけるホルモンや筋肉の質はちがうものの筋繊維は一緒。。。


テストステロンの役割をしてくれるほかのファクターもある。。



それでも女性の方がまだ筋肉つきにくいと思う人。。。



これは女性の思い込みかもしれません!!






筋肉がつかない。。



と悩むのは本当に真剣にやればやる程、この悩みは多くなる。

これは女性だけでなく、男性だってそうなんです。

トレーニングを頑張っている男性程筋肉の悩みがあるw!(あるある!)



こんな面白い文献 を見つけました。



女性は運動量でいうと男性より低く見られている。


一番あるのが、女性自身がそう思っているという事だ。


ある実験で
女性が本当はステロイドだと聞かされたダミーステロイドを飲んでトレーニングをした場合、ストレングスが3倍(300%)以上もアップしたという。また飲まなかったグループのストレングスの増加は数%であった。


15倍もテストステロンが少ないから筋肉はつかないと言い続けられ、思い込んでいたら、女性はその気になって、上げられるものも上げられなくなってしまうのではないか!?



女性は自分のポテンシャルを軽視し過ぎなのです!





そして重いものもってもらったり、女性の方がノルマが低かったりと色々文化的に?甘やかされます。






では、男性と同じようにトレーニングをしてもいいのか。。?

女性は男性よりも
男性ホルモンの分泌が少ないのは事実ですが、筋肉はつきにくいから男性と同じように筋トレして大丈夫だ!とよく言われますが、もちろんその中でも筋 繊維の種類、代謝の違い(何をエネルギー源にするか)、生理サイクル、女性ホルモン、骨格の違い(骨盤前傾、ひざ、Q-angleなど)を理解することで より効率的な女性トレーニング方法があるのです。

(これについてはかなり長くなるのでまた書きます~)




似ているところ、全くちがうところ、男女の差を理解した上で、女性のトレーニングプログラムを考えることで、効率的にそして怪我をしにくいプログラムを作ることができるのです!


これを考える筋トレ女子のモチベーションが一気に上がりませんか??!!







またスポーツの世界でもやはりまだまだ男性が主に行っているものが多いですよね。女性の骨格やストレングスがマックスに発揮できたら女性の方が強くなるスポーツがでてくるかもしれないですよ~。またこれからの新記録がでるポテンシャルがあるのも女性ではないでしょうか!

 


まだまだ
女性は重いものをジムで扱ってるてフリークとして見られますからね。。。




代謝、骨格、神経、生理学の違いがあるので、それらを全て考慮した上で女性のトレーニングのプログラムを作れば、女性が筋肉をしっかりつけていく上で実は相当ポテンシャルがあるのです。

 

  


思い込みと甘やかされ過ぎに注意!


私たちもっと出来るんです!!!!w






 

このポテンシャルが分かればトレッドミルかストレッチエリアで雑誌読んでる場合ではないのです。

ピンクのダンベルで何となく運動してる場合ではないのです!



女性は男性と同じだけのポテンシャルがあります。



男性よりも大きくなるようにトレーニングしよう!ということではなく、

ポテンシャルは一緒だということは理解した上で、女性と男性の違いをしっかり理解していれば、トレーニングプログラムをもっともっと効率的に変えていきましょう~!



女性ももっと女性らしいカーブをつけるためのトレーニングができるのです!