こんにちは~。

今日お客さんからコラーゲンを摂ることって意味あるの?と質問されました。

今お菓子などでも「コラーゲン入り」って書いてあったりすると、何となく肌つやつやになりそうで興奮しそうになりますよね。それどころかスナックなのに体によさそうな錯覚までします。

でも、結論からいうと、

コラーゲン摂ったからといってコラーゲンが出来るとは限らないのです。
カラダの構造からコラーゲンについて詳しく書いてみます。


カラダのたんぱく質の約30%がコラーゲン

私たちの体は水、たんぱく質、脂質から出来ています。
一番多いのは水ですが、水を抜かせば、75%がたんぱく質で出来ています。

筋肉をはじめ、皮膚、髪の毛、内臓、歯、骨、免疫、酵素の成分すべてたんぱく質

この全たんぱく質の1/3がコラーゲンなのです。

弾力性があるこのコラーゲンがもしなかったら、私たちの体はふにゃふにゃで重力にさえ逆らえない体なのです。

血管の弾力性も、皮膚のハリもやはりコラーゲンがあるからピチピチしていられるのです。


おぉぉ~じゃぁコラーゲンを積極的に摂るべき?

コラーゲンは実は動物性たんぱく質なので、動物性食品に含まれます。
特に含まれているのが、魚やフカヒレなどに含まれています。

コラーゲンを食べると、他のたんぱく質と同じように、アミノ酸に分解されて、体内に吸収されます。血液を通り、足りない所へ行き、たんぱく質(筋肉、皮膚、髪の毛などなど)の材料になります。

コラーゲンを分解して、アミノ酸にしてしまえば、次コラーゲン作りに使われるという保証はないのです。不足している組織があれば、そちらが優先されます。

コラーゲン入りのサプリメントや食品はコラーゲン入りは嘘ではありませんが、良質なたんぱく質は補えないのです!コラーゲンは成分であるアミノ酸が偏っているので、それだけ摂っても、体内でそれを増やすとは限らないのです!!

しかも!!


たんぱく質の合成にはビタミンやミネラルも必要不可欠!

コラーゲン作りには、良質なたんぱく質(アミノ酸20種類)、ミネラル、ビタミンがそろっていないといけません!特にビタミンCは必要不可欠!!

しかもサプリや食品に含まれている量は微量・・・。
女心をくすぐる、「若々しい」「ピチピチ肌」「ハリアップ」などの言葉に騙されないで、バランス良く食べることが大切ですね!