私の担当医、プリチー先生
最後の診察日には
初めてちゃんと会話をした。
１年後プリチー先生が復帰するか分からないし
そもそも１年後私が生きてるか分からないし
だから勇気をもって会話してみたのである(笑)
前職はバスガイドやアパレルをやっていた私は
ほとんど人見知りすることが無かった。
でもこの病気になり
人には心配かけたくなくて
可哀想だと思われたくなくて
回りに話す事はなく
次第に性格も暗くなり
ハゲたり太ったりした自分を
人に見られたくないし
本当に嫌な自分になっていたと思う
何より手術入院の時に
知らない先生から心無い言葉を掛けられて
病院の人とは話をしたくなくて
本当に本当に嫌な自分。
そんなプリチー先生が産休に入る前
最後の診察日には
採血結果を見て、胸のチェック(触診)をして
プ『よし、この調子なら10年ノルバデックス飲み続けられそうですね(^^)』
私『………5年じゃないんでしたっけ？』
プ『それがですねぇ、ガイドラインが変わって、今は10年になったの(^^)』
私『じゃあ飲み終わる頃は……』
プ『37歳ね(^^)』
私『…………私は子供を産めるんでしょうか？』
プ『う～ん、一般的には少し遅めの出産にはなるかもしれないけど、まだまだ産める年齢ですよ(^^)』
私『そうですか………』
ノルバデックスを５年とりあえず飲んで、一旦妊活して、産後からまたノルバデックスを飲み始める事もできるらしい。
でも、その妊活～産後に再発や転移する確率も低くはないらしい。
リスクを負うかどうかは本人次第らしい。
37歳で子供かｰ。
もっと早く産みたかったなｰ。
まだまだ先になる妊活にガッカリな私。
次の予約の話になった
プリチー先生不在の間、別の先生が担当する事になるので通院日の曜日が変わるらしい
私『次の先生は男性ですか？』
プ『そうね～、男性の先生なんだけど……嫌かな？？』
私『………(苦笑)』
プ『そうですよね～、やっぱり恥ずかしいし、言いたいことも言いづらいかな～(^^)？』
そんなわけで、次の先生も女性の先生になった
どんな先生だろう……
あえて聞くこともしなかったけど気になる。
診察終わりに勇気を出して先生に話しかけてみた。
私『先生は何歳ですか？』
プ『えっ？何歳に見える～？？』
考える私、若く見えすぎて答えが出ない(笑)
プ『実は……37歳なの(^^)』
ええええええええ(°Д°)
見えない見えない(笑)
年上にも年下にも見える
可愛いプリチー先生。
37歳には絶対に見えなかった
すごい！と思いつつ
さっきの会話に後悔…
なぜならば
ノルバデックスの飲み終わりが37歳と聞いて
ソッコーで嫌な顔しちゃったし
子供産めるのかと聞いてしまったし
超絶失礼よね、私……
でも、かなり希望だなって思えた!!!!
こんなに若い37歳カッコイイし
プリチー先生も初めての出産だし
私はノルバデックスの飲み終わりに
生理が戻ってくるか心配だけど
うん、大丈夫、産めると確信(勝手に)
そんな会話をしてプリチー先生最後の診察日は終わった