治療がうまくいかなかった談その2:「ストレスが原因」2 | 手作り栄養ごはんで愛犬のハタチを叶える!リアルドッグ栄養セラピー

手作り栄養ごはんで愛犬のハタチを叶える!リアルドッグ栄養セラピー

20年目の現役獣医師ともちん先生が、愛犬にドッグフードを与える当たり前に異を唱え、栄養バランスのよい手作り食の作り方をナビゲートすることで、治らないと言われている病気を改善させてきた栄養療法

わんわん2021年2月19日~21日開催決定!

その不調、ドッグフードが原因かも?
獣医さんも教えてくれない
ドッグフードのバランスセミナー

 

治療の失敗談その2の2話目・・・

 

前回の1話目で出てきた、

「ストレスが原因の可能性が高いですね。」という言葉は、

そのことそのものは、間違いではないんです・・・

 

回りくどい言い方が苦手な私は、まずはそれを相手にぶつけてみて、

反応を見た上で、次の言葉を考える、というところがあります。

プライベートでもそうなので、嫌われることも多いのですが・・・

 

それでまた分類しますが(分類好き)ご家族の反応を3パターン示します。

1、「ああ、やっぱり・・・」という感じで、うんうんと頷いてくれる方。

2、「そうなんですか?何が原因でしょう・・・?」と、

心当たりがないながらも、心配し、原因を探ろうとする方。

 

たいていは、この2パターンで、半々くらいです。

 

1の方には、心当たりを聞いてみて、それが原因の可能性があると判断できれば、

対処法を一緒に探りつつ、漢方治療の提案をします。

飼い主さんの心当たりが原因の可能性として低い場合は、2の方と同じ対応です。

 

2の方には、よくある原因をいくつかお伝えしてみて、

そこから心当たりにつながることもあります。

それでも原因が特定できない場合、これは飼い主さんによりますが、

どうしても原因が知りたい気持ちが強ければ、さらに掘り下げることもあります。

そうでない場合は、原因追及はひとまず置いておいて、

漢方治療の提案をします。

 

この時に、その場では原因追及を諦めても、

病気が良くならなかったり、繰り返したりする場合、

半年とか、数年、治療期間が続いた時点で、発症と、家庭内のイベントを、

年表みたいにしてプロットする作業をすることがあります。

 

これは、結構大変な作業だし、信頼関係も必要なので、

数ヶ月、数年の治療期間を経てからしか、できないことかもしれません。

 

でも、この作業をすると、発症のきっかけが見えてくることも、

かなりあります。もちろん、何かのストレスがきっかけになっているのではないか、

という予測の上で年表作成作業をするので、ある程度当たり前なのかもしれませんが。

 

ここまでの話が長くなりました・・・

問題は、最後の、飼い主さんの反応パターン3、です。

これが、今回の失敗談の山場になりますので、また次回をお楽しみに〜