私は、50代で「適応障害」の診断を受けました。
子供の頃は、50歳って立派な大人だと思っていました。
どちらかというと、おじいさん・おばあさんぐらいの感覚で、そんな立派な大人たちがメンタル不調(当時そんな言葉はなかったけれども)になるとは考えもしませんでした。
ところで、
メンタルの不調って、どの段階でどこに相談すればいいのかわからなくないですか?
私の場合、毎晩眠れなくて、そのせいか胃腸がキリキリする状態が続いていました。
そんな状態でしたが、自分では「メンタル不調」ではなく
忙しさからくる「体調不良」という認識でした。
親の介護と管理職の激務が重なってとても辛い時期だったので、そう思い込んでしまっていました。
その後、辛いことが重なってメンタルが爆発してカウンセリングに飛び込んだ際に、
「体調に異変がある場合は薬を処方できる医者に行ったほうがいいですよ」
とアドバイスされました。
そして心療内科に行き、
睡眠導入剤と安定剤を処方してもらい休職し、
現在は通院もせず、再び会社に通えるようになっています。
会社を休職して少しずつ体調がよくなるにつれて、
気付いたことがあります。
日常のことが実はできていなかった
休職してしばらくたったある日、
洗濯したばかりの洗濯物が汚れているのを発見しました。
洗濯機が汚れているのかなと思って、
洗濯槽クリーナーを使いました。
1回使ったけどまだ洗濯物が汚れるので、
更に2回、洗濯槽クリーナ―を使いました。
そして3回目、やっぱりきれいにならないな~と思っていたときに、洗濯機のほこり取りのほこりを随分取っていないことに気づきました。
いつから取ってなかったんだろう、、
考えるのも怖いぐらい取っていなかったと思います。
洗濯するたびに取っていたはずだったのですが、
いつからできなくなったんだろう?と思いました。
他にも気付いたこと。
・掃除しているつもりで出来ていなかった。
(窓の下にじゃりじゃりするほど土埃がたまっていた)
(掃除機もちゃんとかけられてなくて埃がたまってた)
・何もない日はベッドから起き上がれなかった
(疲れてるせいだと思ってました)
・いつのまにか10kg太っていた
(今は元に戻ってます)
・音に敏感になる
(休職直前は、お店のBGMがうるさく感じてました)
今思うと、いろいろと兆候はあったんですよね。
ポイントは、自分では異常を感じてないところです。
「掃除できてる。会社行けてる。ご飯も食べてる。
自分はいつもどおりだ。おかしいところはない」
と思ってしまっているところですかね。
自分で「おかしい」と思えないと病院へ行くのも遅れてしまうわけで、このような兆候がある方は、1度カウンセリングを受けられることをおすすめします。いきなり病院はハードル高いですしね。投薬が必要だと感じれば、カウンセラーの先生が病院へ行くことを勧めてくれる場合もあります。
「眠れない」ことはいろんな病気に繋がるので、
もしそんな状態であれば、一度は病院へ行ってみてください。
また、できたらそうなる前に自分の不調に気付ける、もしくは不調に陥らないように自分を調整できるのが一番いいと、今では思っています。最近は、不調そうと思ったら無理せずに自分の気持ちと向き合うようにしています。その中のひとつにカウンセリングもあるし、このブログも、もしかしたら自分の気持ちと向き合ううちのひとつの方法かもしれません。