今日は、
私がなぜカメラを真剣に始めたのか
私の写真への想い
を書いてみたいと思います。
まず、私がカメラを真剣にやりたい!と思ったのは、次男が赤ちゃんの頃に通っていたベビーマッサージ教室で、プロのカメラマンさんに親子写真を撮ってもらったのがきっかけです。
ブログのプロフィールや記事にも何度か書きましたが、私は次男の出産直前に病気になりました。
その病気というのは、顔面神経麻痺でした。
臨月に入ってすぐくらいに、ある朝起きてなんか違和感を感じて鏡を見たら、右側の顔が全くぴくりとも動かず、ダラっと垂れ下がっていました...
長男を学校に送り出してすぐに近所の大きな病院に行ったところ、顔面神経麻痺と診断され、しかも軽度なベル麻痺ではなく、難治性のハント症候群という方で、右側の顔の神経がほとんど死滅しているので、完治は難しいと言われてしまいました。
しかも普通なら最初の72時間以内に大量のステロイド剤を投与すれば治る可能性が高まるのですが、妊娠中だった私はステロイド剤が投与できませんでした。
その後の生活は本当に大変で、半分顔が動かせないということは、まばたきもできないので定期的に目薬をさし、寝るときは目が乾燥するのを防ぐために眼球に軟膏を塗って寝ました。
コップから水も飲めず、右側の口角からだだ漏れだし、ものを食べてもよく噛めないし、舌の神経も半分麻痺しているので味もわからない。
神経がないくせに、痛みだけは感じるので耳がいつもズーンと痛い。
そして何よりも辛かったのは、鏡で自分を見るときでした。
神経が死滅イコール筋肉もないので、顔半分がダラっと垂れ下がって、お岩さんのような顔でした。
顔面麻痺になるとどんな顔になるか、あまりに衝撃的なのでここには載せないけど、興味のある方は、顔面麻痺とかハント症候群で画像をネットで検索してみて下さい。
その顔を見るのは、まだ30代の女性にとってかなり辛かった。
(年齢や性別にかかわらず辛いだろうけど)
そんな理由で、外出もしたくなく、必要最低限の食料を買いに行くときにマスクをして出かける以外はずっと家に引きこもっていました。
そんな生活を半年ほど送っていたとき、
主人に「このまま一生引きこもって暮らすの?」と言われ、
なんとかしなきゃなあ...なんて思っていたとき、
インターネットでうちの近所にベビーマッサージ教室があることを知り、頑張って行ってみることにしたのです。
それが先日年賀状撮影をさせて頂いた、橋本有佳子先生のふぁんふぁんでした。
そこで、プロのカメラマンさんに撮って頂いた写真がとっても素敵で、その写真からとっても元気をもらえて、私もこんな写真が撮れるようになりたい!と思ったのが、カメラを一生懸命勉強し始めたきっかけです。
この写真を見ても、顔の左右比対称ぶりがよくわかります...
麻痺した右側がまだあまり動かないので笑顔がひきつっていますが、
そんなことは当時の私には関係なかった。
愛しい我が子と一緒に素敵な写真を撮ってもらえたことがただただ嬉しかったのです。
②へ続く