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司法の山を見まわして

司法書士の宮前知光と申します。
世界遺産「富岡製糸場」の近所で開業しております。
業務と関係したりしなかったりの、日々の雑感を綴ります。

いやあ、いやいやいや。

なんすか「ご逝去」って。

会から来たバカでかい文字のFAX見て、いったい仲道さんのどんな関係者が亡くなったんだろうと眺めていたら、「本人」て。

なんすか「本人」てあせる

 

かれこれ一ヵ月か。

そりゃさあ、今にして思えばさあ、昼間は弱者のための活動に奔走して、会務もバリバリやって、本来の司法書士業務は夜間にこなして、週末は無料相談会を牽引、そんでもって三度のメシよりラーメンが好きなんて来た日にゃ、死にますって。

死んじゃうんだよ仲道さん、そういう生活してるとえーん

 

ああ、思い出すなあ、一緒に会報つくった日々とか。

二人して悪ノリして、通るわけないトンデモ企画を出し合ったりしてね。

「相談役に相談だ!」とか「ミツジに訊け!」とか、ダメに決まってんじゃん(笑)

「~産むべきか産まざるべきか~女性司法書士座談会」とか、ヤバいに決まってんじゃん(笑)

「法定金利計算ソフト早打ちコンテスト」とか、いったい何の会報だよ(笑)

あ、最後のヤツはオレの案だったね、失礼ウインク

 

でもさ、仲道さんの悪ノリ案には、いつだって「本気」が混ざってたよね。

でもってさ、やっぱり「本物」だったなあって思うわけよ。

じつは先だってオレが会の理事を引き受けたとき、自分の役割は仲道「副会長」の暴走をやんわり止めるあたりにあるのかなあ、なーんて、おぼろけに考えてたんだよね。

特に左へ左へ流れていきそうになったときがオレの出番だぞ、みたいな。

そうしたらまあ、杞憂だったというか何というか、アナタ、ちゃーんとバランス感覚もすばらしかったのねグッド!

 

そういや月報全青司でオレの担当コラムが侃々諤々の議論のすえボツになったあと、一転グンマの会報に強権発動して載せちゃったのも、仲道さんだったよね。

コラムの内容的には、これも今にして思えば仲道さんの思想に合っていなかったかもだけど、それでも当時の会報編集長としてああいう行動に走ったのは、独自のバランス感覚の表れか、あるいはバランス感覚とは何ぞやと周囲に突きつけるためだったのか。

まあ、単なる(永遠の)反抗期だったって気がしないでもないけどね(笑)、オレ自身も含めてイヒ

 

いやあ、いやいやいや。

なんすか「ご逝去」って。

なに死んでんですか。

「会のみならずあらゆる場面で痛手」とか聞いたら、まーたニヤニヤしながら憎まれ口の一つ二つ叩くんだろうけど、それでもやっぱり、どう考えても痛手なんだよね。

仲道さん亡きあとの、会議のつまらなさたるやぼけー

 

そうそう、ついこのまえ仲道さんが出してきた文章でさ、あいかわらず良識ある皆さん方が反対、オレだけ賛成ってやつがあったじゃない。

そうそう、詩的上等、情緒的ウェルカムってやつ。

あれ、結局、通ったよ。

まあ、書いた人が死んじゃったんじゃどうしょもないってのもあったんだろうけどさ、たぶん、いや絶対、仲道さんのああいうの、みんな心の中では好きだったんだよ。

ボスも言ってたよ、「仲道さんの遺志を尊重して」ってほっこり

 

「あれしきの文章が遺作かよ」って、苦笑してる姿が目に浮かぶけど、遺作といえばアナタ、ほんとにスゴいの残したじゃないの。

桐生市の生活保護のアレ。

全国ネットで流れて究極の問題提起になったアレ。

あんなの、仲道さんにしかできないよ。

もちろんまだまだ解決は見てないし、道半ばどころじゃないけど、それでもあの一件を通じて全国の生活保護担当が「やべ」ってなって自分たちの仕事を見直したのは間違いないんだから、それはもうものすごい、とてつもない成果だよ。

一件一件つぶしていくだけでは追いつかなかった、大いなる弱者救済だよアップ

 

まだまだぜんぜん足りないって、思ってるよね。

もっともっともっと活躍したかったよね。

でもさあ、坂本龍馬が、石川啄木が、シューベルトが、あと10年生きてたらとかって、考えてもしゃーないしさ(いや、そこまで早逝じゃなかったか)。

うん。

仲道さんもそういうやるせない偉人の一人だったってことにして、オレもムリヤリ前を向くよ。

「どーせ来年には忘れてるだろ」って今いわれた気がするけど(笑)、そしてそのとおりかもしれないけど(汗)

まあ、たまには不肖ミヤマエの脳にも語りかけておくれひらめき電球

 

語りかけっていえばさ、今年の新年賀詞交歓会のとき、オレめずらしく仲道さんの席までお酌に行って、「一貫して尊敬してますよ」なんて言っちゃってさ。

酔ってたとはいえさすがに調子よすぎたか、恥ずかしいぜ、なーんて帰りの電車で思い返したりしてたんだけど、今にして思えば、言っちゃってよかったよ。

お別れのフラグだったとは思いたくないけど、言えちゃってよかったよぐすん

 

今いるところが天国なんだかどこなんだか知らないけど、いずれにしてもきっとその世界なりの楽しみ方を見つけてさ、困っている人がいたら余裕な態度で話きいてあげて、「なんとかなりますよ」なんて言ってんだろうね。

「そりゃ明らかにエンマ大王のパワハラだね」なんつって、メンタルやられた地獄の鬼を励ましてたりしてウシシ

 

おっと、仲道さんが絡むとついつい不謹慎全開になってしまうな。

オレはもうちょいこっちの世界にいないとヤバいんで、いるつもりだけど(フラグじゃないからね)、またいずれどっかで会うことがあったら、ぜひ絡んでよね。

特に窮地の楽しみ方を言葉じゃなく教えてもらったのは、オレにとって一生の財産だよ。

ありがとう。

そうそう、せっかく休める身の上になったんだから、ちっとは休まなきゃダメだかんね温泉