ホルモン揚げと歴史問題 | 司法の山を見まわして

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司法書士の宮前知光と申します。
世界遺産「富岡製糸場」の近所で開業しております。
業務と関係したりしなかったりの、日々の雑感を綴ります。

先日、テレビ東京系列の『出没!アド街ック天国』で、我らが富岡市が取り上げられました。

登場した「並木だんご」さんのご主人とは地域の寄り合いで飲んだばかり。

おだんごをたまたま(?)買いにきていたお客さんも、お祭りの練習やら本番やらでいつも一緒の方。

街中で映っていた小学生の女の子は長男の同級生。

どの場面とは言えませんが、かつて仕事をお受けしたことのある方のお姿も。

といった具合に、いろいろと地元ならではの楽しみ方をさせていただきましたにひひ

 

ゲストの芸能人、そこは隣町出身の井森美幸とかじゃなくてバリバリの富岡人たるマックン(注:パックンの相方)だろう!

とツッコみたいのはやまやまでしたが、井森嬢が富岡といえば「ニュー丸川屋」とフリップに大書したのを見て、うれしさと懐かしさと心強さからすっかり許す気になりましたラブラブ!

 

あ、すみません。何が何やらわかりませんよね。

で、わかりやすく「ホルモン揚げ」の話です。

串刺しになったフライの中身はその名のとおりホルモンかと思いきやただのチクワ、というアレですね。

富岡製糸場が世界遺産になって以来、じつに様々なメディアで紹介されてきたようですから、ご存知の方も多いことでしょうアップ

 

ただ、ですね。あれを「富岡市民のソウルフード」と言い切るのには相当な無理があります。

今回の番組でも、大皿にてんこ盛りの自家製ホルモン揚げを家族みんなで囲んでワーイ、なんて絵がありましたが、もともとあんなご家庭は富岡のどこを探してもありませんでした(たぶん)汗

 

ホルモン揚げとは、そもそも「市民プール」へ下りていく坂の途中の駄菓子屋「河合商店」のオリジナル商品なのです(これにも言及していた井森嬢はエラい!)。

地元(ごく限られた校区)の子供たちはプールの帰りに小遣いで1本(当時50円)ないし2本を買い食いして親しみ、地元(ごく限られた地域)の大人たちは縁日のたびに河合の夜店に列をなして10本20本とオトナ買いし、その安くも高い逸品を、浅くも深い旨味を堪能してきたのです。

ちなみに私の母校である「西小」こそが正真正銘の地元であり、ご近所のよしみからか、運動会にまで河合の屋台が出店してくるというディープぶりでしたえっ

 

なお、地元スーパーにはわりと古くから類似品が並べられてこそいましたが、それらはどこまで行っても「ちくわフライ」とそのまんま名乗るにとどまり、元祖に対する畏敬の念はたしかに貫かれていたのです。

それが今や、猫も杓子も「ホルモン揚げ」ショック!

 

ということで、私が危惧しておりますのは、テレビを中心に後発のデタラメ情報が飛び交うことにより、ホルモン揚げの真の歴史が塗り替えられてしまうのではないか、というところなのです。

そしてこうしたことは、ことホルモン揚げの世界にとどまらず、世の事象すべてに当てはまる気がしてならないのですサーチ

 

たとえばお隣の国々が「日本の戦争責任」だの「歴史を直視せよ」だのと執拗に言い立ててくるとき、その背景にはもともと「真偽不明だろうが何だろうがとりあえず日本のせいにしとけ」という反日の心理なり戦略なりがあったはずであり、あちら側の指導部にしたところで、でっち上げや捏造がそこに多々含まれていることは重々承知していたと思うのです。

それが、そうした偽情報の数々をあえて混ぜこぜにして騒いでいるうちに時が流れ、世代が替わり、今や国家主席から大統領まで微塵の疑いもなく「日本の過去の悪行」とやらを信じるに至ってしまったのではないでしょうかメラメラ

 

教訓です。

たかがホルモン揚げ1本と侮ってはいけません。

真偽の「偽」は初めから、小さいうちから正さなければいけない。

ホルモン揚げはもともと富岡市民共通のソウルフードでもなければ家庭料理でもなく、また名物でもありませんでした。

この先ニューヨーカーやパリジェンヌがホルモン揚げ片手にストリートを闊歩する日が来ようとも、私は歴史の生き証人として真実を語り継いでいく所存ですグー