こんにちは。ともみ鍼灸院です。
今日は耳鳴りの続きで、東洋医学のお話です。
前回の記事は 耳鳴りと鍼灸治療①
まず、耳という場所は五臓六腑の「腎」と一番関係しています。
「腎」は老化と深く関係するため、「腎」が弱ると耳が遠くなり聞こえにくくなったりします。
年齢が増すとともに耳鳴りを訴える患者さんが多くなるのも老化で「腎」が弱ってくるためです。
耳鳴りには熱が関係するものがあります。
急なストレスや過度な飲酒、食の乱れ等で身体の中に発生した熱が耳の経絡に籠もってしまうと耳鳴りになります。
他にも、外傷や大きすぎる音で瘀血ができて耳への経絡の流れを阻害したり、邪が耳に入ったりするとそこに熱が籠もり耳鳴りになります。
これらの耳鳴りは、急に発症し音も大きいのが特徴です。
その他、身体の元気の源となる気や血が不足し、耳への栄養が行き渡らずに耳鳴りがする事があります。
虚弱体質な方や疲労、最初に言っていた老化によるものがこのタイプです。
耳鳴りは徐々に出てきて、音は比較的小さいのが特徴です。
耳鳴りは昔の書物にも「耳鳴」という名前で登場し、耳鳴りのツボも沢山あります。
治療では熱を取ったり、気血を補ったりと、原因となる根本の治療や首肩周を緩めながら、耳周囲のツボを使い治療をしていきます。
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