こんにちは。ともみ鍼灸院です。
今日は五臓六腑の「腎」の続きです。
前回の記事は 五臓六腑の「腎」①
「腎」と髪・歯・唾
髪は血余と言われ血に関係しているのですが、血は津液から作られるため「腎」にも関係しています。
年齢と共に髪が減少したり、白髪になってくるのは「腎」が関係しています。
また歯も「腎」と関係していて、「腎」の弱りで歯ももろくなり抜けやすくなります。
唾は歯の生えているところから湧き出るものと言われていて、「腎」が弱ると唾が出にくくなり口が渇きます。
「腎」と恐れ(驚き)
恐れ、驚き過ぎると「腎」が弱ります。
よくテレビや映画等で死ぬほど怖い体験に合ったという方は、頭髪が白髪で真っ白になったり、年齢よりグッと老けたりしています。
これは「腎」が弱ったためと考えられます。
「腎」がしっかりしていると志がしっかりしていて、継続的に腰をすえて努力をすることができます。
「腎」と鹹味(かんみ)
「腎」は鹹味と関係しています。
鹹味は塩辛い、しょっぱいという味になります。
鹹味には潤す作用があります。
野菜に塩をかけると水が出てきますよね。
この潤すというのは、水の多いところから水を抜き他のところへ回すことです。
鹹味を取りすぎると水分が不足してしまいます。
「腎」と耳・二陰
「腎」は耳と関係していて、「腎」が弱ると耳鳴りや難聴になったりします。
老化による「腎」の弱りでも耳が聞こえにくくなります。
「腎」は二陰とも関係しています。
二陰とは尿道口と肛門を指します。
大小便の異常も「腎」と関係しています。
以上で五臓六腑の五臓の説明はすべて終わりです。
東洋医学独自の臓器の働きを知ってもらえればと思い書き進めてきました。
他にもまた東洋医学の記事は続けて書いていこうと思います。
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