⑤肝生検 | 1歳児、劇症肝炎〜肝移植

1歳児、劇症肝炎〜肝移植

劇症肝炎を発症し、生体肝移植を受けた母子の記録。
すっかり元気になるまでの経緯を綴っております。

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退院してから、1回目の拒絶反応で入院することになった。
3日後から胆管チューブ(PTCD )を外すため入院の予約をしていたが、前倒しである。


今回どのタイミングで病院に相談しようか多少考えた。
あまりピリピリしても、気にしすぎているような気もするし、
鈍感になっても取り返しのつかないことになりえるかもしれないし。

先生と、先輩移植ママたち曰く、術後間もない頃は多少過敏に様子をみるくらいでいいそう。
そうだよね!病気が病気なので、安心を第一優先に。

入院してはじめて、言われた通り早めに対処しておいてよかったと思った。


■■■ 経緯 ■■■

息子に昨日の朝から38℃台の熱が出た。
寝ている間は37℃台に下がるけど、起きると38℃台になる。

病院に電話相談した上で、
夜と朝、プログラフ(免疫抑制剤)をはじめてスキップし様子を見ることに。

しかし、今朝も38.1℃
ちなみに本人の見た目はいたって元気である。
食欲もそこそこあった。

今日の朝、病院に電話をしたところ、
血液検査をしましょうということになり外来へ。

ーーーーー(病院到着)ーーーーーー

10時過ぎに病院に着き、採血まで漕ぎ着けたのが11時半。
採血の結果が出るのはそこから1時間少々。
待ち時間で腹部エコー検査。

エコーは問題なし。

13時頃、血液検査の結果が出た。
   
    <6/14>    <6/4>
AST   232      55
ALT  249       54
LDH  282       231
γ-GTP  46     49
PT時間  13.7   13.3


肝機能が3桁になってる(^-ェ-^)
こんなに元気なのに(^-ェ-^)
肝機能が上昇しても、本人は結構元気だったりすると
噂には聞いていたけど本当だった(^-ェ-^)

入院して、肝生検(針生検)することに決定。
(※肝生検とは

肝生検はかれこれ5回目。
ここまでくると子どもには失礼だが親の気持ちも慣れてくる。
病棟につくなり、少し経ったころに手術室へ移動。

手術室まで息子を見送る私。
あたりは息子の叫び声がしばらく響いていた。
息子は可哀想だけど、動じなくなった私。


1時間半後、肝生検が終わったからとお迎えに呼ばれた。

また、あたり一面息子の叫び声が響いていた。
よく頑張ったね((´э`))!!


肝生検の結果は拒絶反応。
ふつう、リンパ球がないところにリンパ球が入り込んでいるとのこと。

再びステロイドパルス開始である。

ああ、また食欲が旺盛になるのね。
前回ステロイドパルス療法をしたときは、異常なまでの食欲をみせてくれた息子。
ひどい食欲がでても元気になってくれればいいや!
→本人はいちおう元気なので、肝臓が元気になってくれればという意味。
今回はシムレクト 使う前に治ってくれますように・・(祈)

(※ シムレクトとは、腎移植で一般的に使用されている免疫抑制剤です。日本で行われる肝移植ではまだ一般的に使用されていません。最近だんだんと肝移植にも有 効であることが認められてきており、海外では肝移植で一般的に使用されているそうです。ただ、高確率でサイトメガロウィルス等の感染があるとのことなの で、なるべく避けたい・・。症状はでませんでしたが、前回息子もサイトメガロウィルスがしばらく出てました。)

寝るまでずっと機嫌が悪かった(根に持っていた!?)息子を、なんとか寝かしつけ
私はひとり淋しく病院から帰宅したのでした。
まさか入院すると思わなかった。

※今回は術後3回目の拒絶反応です。1、2回目のことについては順次アップデートしていきます☆