韓国アボジの葬儀について、文化の違いなどを忘れないように記録していきます。
まずはこちらから
葬儀1日目(亡くなった当日)、早めの夕方から続々と弔問客がやってきました。
韓国では葬儀会場の入り口に日本でいう香典袋が何百枚も束になって用意されています。(←これは葬儀会場が用意してくれる)
弔問客は会場入口で用意された封筒に現金を入れて、地名または会社(団体)名と氏名を記入し、会場に入ります。
いたって普通の封筒に賻儀と印刷されています。漢字は 부의 と読むんだそうです。
香典として納める金額は故人との関係によって違ってきます。5万W~100万wまでそれぞれです。
葬儀が終わってからから、香典の集計係までやらされましたが
"故人とは直接関係の無い人"なら5万wで良いと思います。
今回アボジの葬儀に来た方は、正直この"故人とは直接関係の無い人"が圧倒的に多かったです。
←あとで説明します
祭壇のある部屋の前に"香典を受け取る係"がいるので、そこで渡します。
ちなみに香典袋は糊付けしたりシールを貼ったりして封をしてはいけません。
何故なら、係に渡したらすぐその場で中身がいくらか確認されます←
*係が"誰々さん いくら"とすぐに帳面に記入していきます。
祭壇の前には常に家族(喪主)が待機しています。←ジャスミンたちのことね
弔問客は、
1. お線香をあげる
2.祭壇に向かってクンジョルを2回
(宗教上クンジョルをしない場合は、立ったままお祈り)
その間、喪主は立ったまま
3.喪主(女性側にも)に向かって挨拶(クンジョル)
4.喪主の誰か(招待した人)が、『こちらは何関係の誰々さんです』と家族に紹介。
*職場の同期の○○さんです。 とか
そして、弔問客に家族の続柄をひとりひとり紹介していきます。
5.食堂に移動し、食事+お酒
一通り食べて呑んだら、適当に帰る。
こんな流れです。
祭壇の前に並ぶ喪主の順番は、韓国では非常に重要な"ポジション順"です。
オモニ家の場合、
男性側は
義理兄(長男)→旦那様(次男)→甥っ子(孫/義理兄の息子)→娘婿
女性側は
兄嫁→義理姉様→ジャスミン(次男嫁)→未亡人(オモニ)
よく考えたら、ジャスミンと義理姉様の並び順が逆だったと思いますが、まぁどうでもよいです
弔問客が来る度にクンジョルを繰り返します。弔問客以外にも所々で儀式があり、その度にクンジョルをします。
3日葬ですので後半は膝が限界
弔問客は何百人も来ます。
関節が。。というよりは、膝頭が衝撃に耐えられず限界
次回はこっそり膝サポーターを着用します
学んだら同じ失敗はしませんわよ
弔問客への食事は、食堂アジュンマがいる時間であれば、全てこの食堂アジュンマが片付けまでやってくれます。
ただ、弔問客が"旦那様のお客様"の場合は、食堂アジュンマに変わってジャスミンがおかずを持って行きました。
←個人的に挨拶するタイミングね
初日はお客様が少ないだろうということで、オモニと兄嫁が勝手に判断して、食堂アジュンマは20時にはみなさん帰ったらしいのですが。。。。
弔問客は何時に来てもよいので、アジュンマがいなくなってから、めっちゃ来るやんむしろ、遅い時間にめっちゃ来たし。
ジャスミンは喪主と食堂アジュンマの二刀流をやらされるのです
次の記事に続きます。