大英博物館 北斎ー国内の肉筆画の名品と共に | けろみんのブログ

けろみんのブログ

日記・観た映画のこと・観た展覧会の感想

2022.4.16~2022.6.12まで 六本木/乃木坂 のサントリー美術館にて開催されています。


大英博物館の、質の高い錦絵や摺物と太田記念美術館や北斎館所蔵の貴重な肉筆画10点あまりで構成されています。

錦絵は、大ヒットのために10枚多く作られた「富嶽三十六景」から、











不人気で打ち切りになり、20数点のみ発行、ほかは版下絵が残る「百人一首 うばがゑとき(乳母が絵解き)」などを、本をひろげて眺めているような角度に設定された展示方法で鑑賞できます。


北斎の展覧会は①東京オリンピック②コロナで外国の作品貸出が困難③どこの美術館も相当数所蔵している

くらいの理由か、わかりませんがここ一二年むやみに多かったのでいささか食傷気味です。

今回は「流水に鴨図」が出品されているということで嬉しく、早速見てまいりました。




北斎は錦絵、摺物、肉筆浮世絵など様々なジャンルをこなすスーパーミラクル絵師ですが版画と違い肉筆画は一点物なので見る機会のあるうちにみられて良かったです。
こちらは撮影可能な肉筆画作品です。




北斎は長寿番付(長者番付ではない)にのるほど長生き(90)し、生涯絵筆を取り続けました。年金も、健康保険もない時代。生きるためには衣食住自分で賄わないといけません。(町民の場合)葛飾北斎とその画業を支えた娘の葛飾応為も必死に食い扶持を稼ぐため描いていたに違いないと思うと余計超人ですね。私のように生活力はないけれど生命力の強い人間はどうやって生きていたのか、知りたくないです。

丁度こどもの日が近く、ミッドタウンの庭園付近で鯉のぼりのディスプレイが行われていました。お天気の良い日に行ったので鯉たちが青空に映え、とても楽しく過ごせました。



ナマニクさん、最新レビューは雑誌です!


それではまた!