渋沢栄一をしらなかったので渋沢史料館に行った | けろみんのブログ

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新紙幣が2024年度から発行され、新しい1万円札のデザインは「渋沢栄一」さんと聞いて

「誰?」

と思った方は沢山いらっしゃると思いますが私もその1人です。

そこで色々調べたところ自宅のあった王子の飛鳥山というところに渋沢史料館があり、そこにのこる建物がとても美しいらしいということなので早速行ってまいりました。

今から渋沢栄一さんと仲良くしておけば、新紙幣になった暁にはじゃんじゃんウチに来てくれるはずと見込んでの事です。

王子駅というところには初めて行きました。地図を見ると「王子駅前駅」という駅があってびっくり。トラムの駅なんですね。この辺に住んで「王子駅駅前駅駅前で待ち合わせ」などしてみたいです。


なんと飛鳥山のきれいなこと。一面の桜がちり、地面も頭の上も桜の花びらばかり、雨に霞んで他は何も見えないくらいです。

飛鳥山へいくには、王子駅からは急坂があるため、このようなモノレールがあります。無料だそうです。


風情ある坂道
風情ある古い建物と醜いタワマン

一面の名残の桜と地面は花びらで覆い尽くされていました
八重桜の枝振りはルンルンしていて可愛い。

飛鳥山の渋沢邸は1901年から1931年まで本邸として使われました。日本館、西洋館、茶室や広大な庭園がありましたが空襲で大分部が消失し、残るは1917年に建てられた晩香廬(洋風茶屋)と1925年の青淵文庫のみです。どちらも国の重要文化財に指定されています。


まずは青淵文庫へ。ここは傘寿と子爵昇格のお祝いに建てられました。「論語」など納めるはずでしたが関東大震災で収蔵するはずの書籍が焼失したので専ら接客の場として使われました。
渋沢栄一の論語の解釈はこちら


で無料で閲覧できます!!

さて青淵文庫には心ときめくデザインがあるといくリーフレットを貰ったのでそれに沿ってワクワクと鑑賞です。
寿の字がそこかしこに隠れています。このかーぺにはそれに加えて蝙蝠が。
家紋の柏の葉と吉祥模様で満たされた空間。
柏の葉とどんぐりの装飾タイルは手作りです。

ステンドガラス。中央に「寿」その周りを柏の葉、どんぐり、唐草、雲、龍です。

うつくしい!!
素敵なシャンデリアも最高。
桜のレリーフ

腰板部分には、電気ストーブが隠れているそうです。
青淵文庫の文字は渋沢栄一ご自身の揮毫です。
見えないフローリングにも、寄木細工のような意匠が施されています。
シンプルながらドラマチック。渋沢栄一の生前からこの階段が1番美しい空間といわれていたそうです。見とれてしまいます。ライト欲しい!
テラスにも寿文字が!
次は晩香廬です。こちらも喜寿を迎えた渋沢栄一への贈り物として建てられました。

今日は冷たい雨降りですが、しっとりして最高です。
チラホラさつきも咲く、桜はまだまだ咲いて地面に散り尽くし最高です。
屋根の裏や、壁のタイルも素敵。タイルは一見レンガに見えて実はタイルという凝った作り、リズミカルに配置するテクニック!
建物の内部は撮影禁止ですが大きな窓から美しい庭園の桜が見え、飾り鋲など金物も全て手作り。机の足には細かな細工が施され、長椅子にはハートの可愛らしい透かし彫りがあります。ステンドグラスは控えめでハッとするほどモダン。台所の食器棚の飾り彫りも素敵です。震災前の貴重な洋風の茶屋、座れる椅子もあるのでのんびりと窓を眺めて至福のときを過ごしました。ダイソンのヒーターが暖かく体を温めてくれます。
渋沢栄一さん、うちに何万人といらしてくださいね!
倒れた石灯篭に桜がはらはらと。

桜とともに佇む銅像。(戦時中拠出されて新たに作ったそうです)
本当に今美しいので私のように「渋沢栄一誰?」の方いますぐいらしてください。
濡れた石の階段最高です。

マーライオン似の石像、たっぷりお見せします



資料館には、渋沢栄一の全生涯全功績が挙げられております。
この時点で時間がすくなくて、図録を買って復習します。
大体のことはネットでも検索できますしね。
桜の季節に限り、資料館内のこの場所から外が撮影できます。(他は全て禁止です)
ナマニクさんへのお土産、クリアファイル。
仲良くなってほしい!
シールも買いました。

寒くて雨でオマケに小田急遅延で散々な出だしでしたが超よかったです。
 
またいきたい!


ナマニクさん渾身の自主制作本「Filthy vol.2」

現在お取り扱いしていただいている店舗は以下の通りです。なくなる前にお早めに!

新宿 ビデオマーケット様


中野ブロードウェイ タコシェ様


新宿 ディスクユニオン様


下北沢 古書ビビビ様

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