11月4日 その① ジャックマール・アンドレ美術館 | けろみんのブログ

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もう半年以上も経ってしまったフランス旅行です。11月4日の思い出です。今振り返ると暖冬だった日本の真冬より、パリの11月初旬の方がずっと寒かった。でも旅行中セントラルヒーティングで室内はどこも暖かいので、あまり気にならないんですよね~。


エマオの晩餐(部分)

この日の終わりに携帯をスられ、バックアップが間に合わなくてこの美術館の写真はなくなりましたがTwitterにあげたおかげで残っていた貴重な写真。

前日の小旅行中にルームクリーニングを頼んだら部屋中荒らされ、窓は全開という事件があり、フロントに言ったらお約束の「明日9時にもう一度来て」で、その時間に行くと「なにそれ知らない。警察行けば?」と言われ(もちろんこの間長いやりとり)ムカついてかなり出かける気が削がれていましたが、美術館の予約をしていたので仕方なく出かけました。 

Twitter投稿を見てもこの日の呟きは「帰りたい」「日本恋しい」と後ろ向き。そんな気持ちが隙を産み、不運をさらに引き寄せてるのか?と思うようになりました。

というわけでしょんぼりぼんやり出掛け、それがこの日の夕方の携帯スられ事件に繋がるのでした。まぁースリで気分の落ち込みも底を尽き、吹っ切って楽しめるようになりました。自分で言うのもなんですが執念深い性格なのに意外。

さて、ジャックマール・アンドレ美術館は銀行家のアンドレと芸術家ジャックマールが蒐集した絵画や彫刻を2人の住んでいた大邸宅で展示しているところです。
現地でしか、味わえない雰囲気のある美術館です。2人の趣味は抜群に良くて19世紀の上流階級において、彼らの家に招かれることはステイタスだったとか。

展覧会は大行列ですが今回は図太く手帳をみせて優先入場させてもらいました。

珍しくコインロッカーがあるのですがあいにく1ユーロ硬貨がなく、まごまごしていたらコイン(プラスチック)を貸してくださいました。(親切!)

お屋敷はとても広く、シャルダン、カナレット、フラゴナール、レンブラント、ボッティチェリなどの巨匠作品が調度品にマッチし、優雅な雰囲気で鑑賞できます。

ジャックマールはアンドレの肖像画を描いた縁で結婚し、二人の卓越した審美眼で作られた邸宅は細部に至るまでため息ものです。今回は音声ガイドを借りなくて見どころが掴めなかったので、今度行けることができたなら1日割いてじっくりと解説聴きながら回りたいです。

カラヴァッジョ展
「友と敵」

ユディトとホロフェルネス
バルベリーニ国立古代美術館


 
リュート弾き
エルミタージュ美術館
 
洗礼者ヨハネ
カピトレーノ美術館
 
祈る聖フランチェスコ
市立アラ・ポンツォーネ美術館
 
聖ヒエロニムス
ボルゲーゼ美術館
 
エッケ・ホモ
ストラーダ・ヌオーヴァ美術館ビアンコ
 
エマオの晩餐
ブレダ美術館
 
瞑想の聖フランチェスコ
バルベリーニ国立古代美術館
 
法悦のマグダラのマリア
個人蔵
 
法悦のマグダラのマリア
個人蔵

など濃い展示内容です。何より「エマオの晩餐」2作をこの旅で両方見られたことが嬉しいです。

法悦のマグダラのマリアは、2つ並んで展示されていました。
どの作品もパワーのあるずっしりとした作品で、見応えがありました。

エッケ・ホモ
こんなに近くで見れたの凄いですね!今更ですけど(笑)

ここから下は、他の美術館で見たものです↓↓↓

身振りの大きな方の「エマオの晩餐」

そして、この旅で初めてレストラン(じゃなくてサロン・ド・テ)に入りました!
ずっとケチケチしてたけど、せっかくの素敵な美術館なのでたまには!
そして優雅な気分の中、母からの電話がかかってきて一瞬でサロン・ド・テが実家に見えてきました(笑)

ゴージャスなサロン・ド・テ。お客は高齢者がほとんど。素敵な内装。また行きたいよぅ

迷った挙句、なんかお菓子が色々ついてるお茶にしました。カラヴァッジョにちなんだなんちゃらなランチ、などありまして悩みました。その後隣をちらと見たら思いっきりアボカド(私の苦手物質)が入っていたので頼まなくてよかったです。

その後、ルーブル美術館へむかます。
続く。