がしかし、疲れのあまり一番歩かず済むルートをと、バスを乗り継いで行こうとして大失敗。バス停が沢山あってサッパリ分からないw何とか辿り着きましたがすごい人で、2時間以上待たないとチケット売り場に行けないらしい。障害者には優先入場があるはずなのに、係りの人は横目でみて「あんたはチケット持ってない。あっちに並べ」と言われました。諦めて木曜日は夜遅くまでやっている、オルセーに向かいました。もうバスはやめて地下鉄です。
手荷物検査で、上着を脱ぐ人が多く、脱がなくていいよと係りの人がその都度声かけしています。QRコードの看板を出すなら、手荷物検査のスムーズな受け方も予め表示すればいいのにな、と思いました。
オルセー美術館は障害者手帳の提示で無料で入れました。
クロークはAとB2つの窓口があり、基本受け取りの時は預けた側に並びますが、間違えても大丈夫です。
大きなリュックは預かりますが普通の手荷物はNGです。これからは極力荷物少なくしようと思いました。
さて9時半まで開館なので、午後に来ても8時間はいられるわけです。昔駅舎だったという建物は中央が大きく開いていて開放感があります。
特別展示は「ゴッホとゴーギャン」でした。
ゴッホよりずっと年上になった今みると、ちょっと自信なさげで寂しそうに見え、励ましたくなります。3点全て違う色彩の組み合わせを使っていて研究心が伺えます。
「ドラクロワ礼賛(ドラクロワへのオマージュ)」ポートレートモードで撮ってしまいボケてしまいました。白いシャツの人が作者のアンリ=フォンタン・ラトゥール、他にマネなども描かれ当時の絵画世界をリードする人物の記念撮影的になっています。
ドラクロワの熱心な信奉者であるセザンヌは1900年モーリス・ドニによって「セザンヌ礼賛」にセザンヌ作品を取り囲むヴュィヤール、セルジェ、ルドンなどナビ派が描かれた作品になりました。これもオルセーにあります。この絵を見てセザンヌは自分の画業を誇りに思ったことでしょう。
マネ「草上の昼食」
意外なところに裸婦を配置すると衝撃的な構図が出来上がるという、マネのパリのエスプリ。地面に転がったパン、横になった瓶、ひっくり返った果物籠。秩序が乱れています。
まっすぐ絵を通り抜けてこちらを見つめる裸婦。観ている方が気まずくなります。観終わると鬱蒼とした森の香りとともに、真っ白な裸婦、残像のように心に残る名作です。
たまに日本に来てくれるセザンヌの首吊りの家。007のオープニングのように坂の真ん中に螺旋状に吸い込まれそうな構図が魅力です。フランスは本当にこういう色をしているんだな、と各地旅して思いました。
カイユボット
こちらも「オルセー美術館展」に来てました。3人の仕事に対する姿勢がまるで違うところが面白いです。真ん中の男性が一番真面目、左は適当、右は気が散ってばかり、といったところ。かな?
モネの優しくて美しい作品2つ。人物の向きは違うけど、傘は同じ向きなので連続した時間なのでしょうか?
スーラ。どの作品も静まり返ったような静止した画面なのにこの作品はとても躍動感があり印象的です。
モネの優しくて美しい作品2つ。人物の向きは違うけど、傘は同じ向きなので連続した時間なのでしょうか?
スーラ。どの作品も静まり返ったような静止した画面なのにこの作品はとても躍動感があり印象的です。
昨日とても遅くまで起きていたせいで眠くて、1時間ほどベンチに座り熟睡していました。自分でもびっくり。
帰ったのは7時過ぎでしたが、その後入場する人々はさらに増え、行列が長く伸びていてパリに着いたばかりなのでよく事情がわからず「パリの美術館ってすごい混むんだ!平日なのに!」と思っていました。
実は祝日で連休初日だったのでした。
旦那さん応援コーナー
お友達に作ってもらったバングルも可愛くにあってます。
お正月にお友達とうちでホームパーティをした際に作ってきて下さいました。感謝😊
そしていよいよ1月18日に「サスペリアマガジン」発売になります。ナマニクさんも総力上げて本筋ではない記事を書いてますので是非是非読んでいただきたいです。
こちらはパーティの時の本物ナマニク