生誕150年 横山大観展 | けろみんのブログ

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中野ブロードウェイで「マカロニほうれん荘展」をやると聞きつけ、何とか時間の都合のつくのが今日(水曜)だったので行き、インフォメーションで会場聞いたら残念そうに「今日定休日なんですー」と告げられました。南無三!中野ブロードウェイは水曜休みの店が多いようですね。



「マカロニほうれん荘」小学生の頃大好きでした。どのくらいすきかというと落書きは全てトシちゃん、学校では毎日友達と3人でマカロニほうれん荘ごっこをしてたと記憶してますがなんか他の2人に嫌われて、仲間に入れてもらえなかったような気もします。ごっこをしているところを見てただけかもしれません。それはともかくマカロニほうれん荘の作者鴨川つばめがこの作品で精根尽き果てて書けなくなったと散々「私はマカロニほうれん荘の大ファンです」というたびに言われますがそんなこともどーでも良くて、人格形成中にこの漫画の中核をなす「不条理な笑い」を深く心に刻みつけたこと、そしてそれを基礎として自分のギャグセンスを磨いたこと、梅雨と聞いたらそうめんのつゆの方がマシだ!と思えるし車に気をつけてと言われると心の中では車一台一台に木をくくりつけてること、それが重要なのです。
というわけですごくみたかったけど、もう一度中野駅から中野ブロードウェイまで歩くのがかったるいし、店は狭くて混んでそうだし、縁がなかったと諦めてプランBです。
中野からは東西線が出ている、東西線でいける美術館はどこかといえば東京国立近代美術館。横山大観展に行きました。
これは5月20日に静岡県の由比に桜えびを食べに行き、そのあと沼津漁港で撮った写真です。雪の残り方が「横山大観み  あるなー」と思ったものです。


こちらが大観作の「群青富士」が使用されたポスターです。明快な作風で良いですね、前期展示で見られませんでしたが。


そしてこれは「赤富士丼定食」です。生の桜えびは甘みがあって美味しいです。いつも行くお店がバイク乗りの団体に制圧されていたので、別の店にしたところご飯が少なくてちょっと残念。そのかわりサクサクした桜えびに薄く衣つけてあげたものがたっぷりはいり、味にアクセントがあります。
タカアシガニの標本

入らなかったけど、広重美術館。大観先生と同じく富士山で有名な画家です。、

亀レースは来週開催です。
コントラストの強い五月晴れの海辺の街、石垣のある小道で日傘をさして歩く友人が風情豊かで見とれました。後ろに髪の毛の赤い人いなければタイムスリップしたみたい。
赤い!赤のシマシマ!

沼津漁港では浜焼きをしました。大アサリ、はまくり、サザエ、エビなど売ってるものなんでも焼いてたべれるんです。値段も安く美味しいのでオススメ。

とても気持ち良い小旅行でした。私の夫が長らく病気療養で休職していたので本当に久しぶりに遠出かできてリフレッシュしました。友人夫妻に感謝!




あ、そうじゃなくて大観展でした。
生々流転の40メートル超の大作。まるでショートフィルムの映像作品をみるような、一滴の水が川となり海に注ぎ大気となってまた一滴の雨になる、そんな自然のサイクルを水墨画でした。混雑のため並ばず2列目からマイペースで進めて行きました。

白衣観音は再発見された作品だそうで素人の私でもデッサンのおかしなところがあるなぁと思いますがおおらかに美しい女性を描いてみたというストレートな思いが伝わり、見逃せない作品です。

私は横山大観の作品は大きかったり長かったり派手だったりで好みでないのです。しかし横山大観先生は写真や手紙などからして明るい気性で、心の底から作品を楽しんで描いているようです。それと従来の常識を破り何でもトライする好奇心、何を描いても憎めないところが魅力なのかなと思います。
富士山だけでない横山大観を紹介するという今回の展覧会のテーマ、大成功ですね。


おまけ

上の髪の毛が赤黒シマシマの人の著作です。中野ブロードウェイのタコシェにもありますよ。

ナマニクさんを宜しくね。

連載も面白いよ!