1日早いけど、五月晴れの地元
連休中ですが、遅く行ったせいか割と空いていました。
最初の展示が「静決別之図」で満15歳の作品です。なんと15歳!16歳の作品「遣唐使」では別れを悲しむ妻、はしゃいでいるのか、名残惜しいのか遣唐使の裾にまとわりつく子供、複雑な表情の従者などを描き分けており、とても今で言えば高校入りたての頃の若者の描いたものと思えないです。そしてその後明治、大正、昭和と90歳を超えるまで描き続けた画家は、歴史画とすっきり整理された構図と透明感のある清らかな色彩の画風を生涯保ちました。
余白の効いた、涼しげな美しい作品の数々ですぅっと心が爽やかになりました。素晴らしい日本の美だとなぁと感じました。
