連載、特集、たくさんナマニクさんが書きました
ナマニクさんの記事が載りました
英国のナショナルギャラリーの日常をワイズマン監督が「まるでそこにカメラがないかのような撮り方」捉えた3時間。長い映画は苦手なので不安でしたが、素晴らしいドキュメンタリーでした。
映画が始まったとたん私はイギリスのナショナルギャラリーにいて、色んな人について回っているような気分になりました。
会議に参加したり、学芸員の丁寧な解説で名画の謎におもいをめぐらせたり。
修復作業の見学、ダヴィンチ展に並ぶ人たち、館内でスケッチする人、いちゃつく人、寝てるおばあさん。
テレビ番組の収録、額装の修理、クロッキー教室、ダヴィンチ展の撤去、ティツィアーノ展の組み立て、ライティングの調整、そして圧巻はティツィアーノの絵画の前で踊るバレエ!
真剣に絵画について語る人々の言葉を一言も聞き漏らさず覚えておきたいです。白状しますと真ん中の額縁を削るあたりで眠ってしまいましたが・・。
3回見に行ったので全部見れましたよ!
「想像してみてください、今私がポケットから可愛いふわふわの子猫の絵を取り出し、壁にそれを貼ってダーツの的にしたとしたら?絵だとわかっていても、実際の子猫をいじめているような気になるでしょう。この感覚は今私たちが絵画を見ている気持ちと、この古い絵画が書かれた時代の人たちにも共通しているのです」
やかんは出てきません。