5時に起きてマッサージ機を発見したので足マッサージして朝食へ。
メインメニュー以外はビュッフェで、メインにアジの開きを選んだら熱々の焼きたてが出てきた。旅館でもここまで熱い干物は出てこない。ものすごく美味しい。
他にはホテル手作りおぼろどうふとか、伊豆名物わさび漬け、ところてん、シラス、黒はんぺんなどなど。牛乳は箱根、ご飯は静岡県産のコシヒカリという静鉄ならではのこだわりよう。昼ごはんを食べるつもりがないのでたっぷり食べた。
朝日が眩しい。
途中で単眼鏡のレンズキャップが迷子になり、せっかくの風景そっちのけで探すことになった。探している時シートの下に巨大なゴキブリ退治のブラックキャップを見つけた。
9時54分に下田につき、トイレ行く時間もなく1000時のバサラ峠経由堂ヶ島行きに乗る。
11時に到着。がしかし強風で遊覧船はまたもや欠航。
加山雄三ミュージアムがすぐそば。ずっと大音量で加山雄三の曲が流れているので帰りたくなる。
天窓洞。船に乗るとこの中を通るはず
仕方ないので、とりあえず展望台のあるところまで歩く。波しぶきが何メートルもの高さまであがる荒い海。モンサンミッシェルのように干潮時には島に渡れる三四郎という島を見た。富士山は見られなかった。
本当はここで一時間半ほど時間を取る予定だったが40分に短縮した。
バスの運転手がおしゃべりで私以外の7人グループに、あれこれと観光、昼ごはん、お土産、夕日の写真を撮る時のビューポイントなどをのべつくまなくしゃべっていた。
グループが下車して誰もいないと思ったらしく、私の荷物を見て忘れ物か!とびっくりしたそうだ。今度は私にもオススメを語り出した。
しかし下田から出るバスには乗りつくしたし、下田港遊覧船はイマイチなので河津に出て、川とか滝とか見ようと電車にのった。
13時30分河津駅。
というプランであらかじめ特急券購入。
みかんと段々畑の風景から九十九折の道をバスで行くと
ループ橋がある。これを通らないかな?と期待したけど通らなかった。
時間がないのでわさび屋さんでわさび買いつつ、何処が滝か聞いた。外人の群れがきて「ワサビー!ワサビー!」とうれしそう。通訳さんは、「麩菓子」を説明するのに苦労してた。
1番近い「出会い滝」だけみることにして、道を下ると。ふたつの滝が出会って一つになる青い、美しい滝があった。
ワサビ買うためだけに来たはずが、良いもの見れてきて良かった。
ところが乗る予定のバス、よく見ると「学(学校休校日は運休)」とある!
下手うった。特急券払い戻し出来るかなぁ。
それにこのミスで、帰りが一時間も遅くなるという残念なことになってしまった。
しかし、河津の「ワサビ丼」「ワサビバーガー」など流行り物を見れたし、ワサビ屋さんで大きなワサビを買えたり、地元のスーパーで下田の金目鯛を見たり色々楽しかった。
普通電車でゆっくりと帰路につく。
心配してた特急券も笑って全額払い戻してくれた。
WiFi環境がないのでホテルの中以外は全て案内所でもらったパンフレットや、時刻表を駆使してのローテクの旅。そこが私には性にあっていた。道を間違えたり、船が欠航だったり、バスが来なくても良いじゃないか。過度な情報は旅の妨げにしかならないと感じた。それに人に尋ねると皆親切に教えてくれる。
素晴らしい旅行だった。いい気分転換になった。